捻挫後に大切なこと
- こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
バレエダンサーによく聞くお悩みに、
「痛みは減ったが不安定」
「足首がグラつく」
「何度も同じ側を捻りそうになる」
「痛みは強くないのに安定しない」
というものがあります。
これらは、すべて捻挫を経験したバレエダンサーによる訴えです。
レントゲンやMRIでは異常が見つからない。
それでも動くと違和感や痛みが出る。
といったこともあります。
こうしたケースの背景にあることが多いのが、「機能性足関節不安定症」です。
一見すると軽い問題に思われがちですが、実はバレエにおいては非常に重要で、放置するとパフォーマンス低下や大きなケガにつながる可能性があります。
今回は、この見えにくい不安定さについて、バレエとの関係を含めて詳しく解説していきたいと思います。
捻挫をしたことのある方にとっては、大切なお話です。
機能性足関節不安定症とは

足関節の不安定性は、大きく2つに分けられます。
①構造的不安定性
→ 靭帯損傷など、組織そのものの問題
②機能的不安定性
→ 構造は正常だが、安定させる機能が働かない状態
このうち②が機能性足関節不安定症です。
「組織が壊れているわけではないのに、うまく使えない状態」です。
なぜ機能性足関節不安定症が起こるのか

機能性足関節不安定症の原因の多くは、「捻挫」です。
そして、機能性足関節不安定症の本質は、単なる筋力不足ではなく、神経系の問題にあります。
人には「固有感覚」と呼ばれる機能があります。
これは、自分の関節の位置や動きを無意識に感じ取る能力です。
筋肉・腱・関節が常に脳に「今どれくらい曲がっているか」「どの方向にどれだけ動いているか」という情報を常に送り続けています。
この固有感覚は、とくに足部に多く存在します。
例えばジャンプの着地では、着地した瞬間に足首の角度や傾きを感知し、瞬時に筋肉が働いてバランスを修正しています。
しかし、捻挫などをきっかけにこの感覚が低下すると、
・足首の傾きを感知するのが遅れる
・筋肉の反応が遅れる
・微調整ができない
という状態になります。
結果として、「グラつく」「安定しない」という感覚が生まれます。
捻挫と固有感覚の関係
捻挫は、痛みが引いたら治ったと思われがちですが、実際には感覚の精度はまだ戻っていない状態であることが多いです。
捻挫が起こると、
・靭帯が伸びる/損傷する
・センサーの感度が低下する
・情報が正確に伝わらなくなる
という変化が起こります。
つまり、「構造の回復」と「感覚の回復」は別物なのです。
靱帯や組織が回復すると、痛みなどは落ち着き、構造的には回復したとされます。
しかし、バレエダンサーにとって非常に重要な部分である「感覚」は完全に回復していない状態です。
放置すると・・・
バレエダンサーにとって休むということは、精神的にも大きな苦痛です。
そのため、早期復帰するダンサーが少なくありません。
とくに、捻挫は軽視されやすい怪我のひとつでもあるため、ある程度痛みが減ると、無理をしてしまうケースが多くなります。
しかし、先ほどお話した「固有感覚」が回復していない状態で踊りを再開してしまうと、どのようなことが起こると思いますか?
最初は足関節だけの不調が、膝や股関節、腰などあらゆる場所に影響を与える可能性が出てきます。
バレエは、繊細な動きを求められます。
1mmのズレがパフォーマンスに大きく影響することがわかる、繊細な感覚を持ち合わせているのがバレエダンサーです。
そのため、わずかな感覚の低下でも、大きな不安定性として表れるのです。
たとえば、足の固有感覚が低下すると、
・ルルベで微妙なブレをコントロールができない
・ジャンプの着地の調整ができない
・ポワントでのわずかな傾きでそのまま崩れてしまう
といったようなことが起こります。
固有感覚が低下することで、コントロールの遅れが生じ、それを「不安定」というように感じます。
また、よく「捻挫は繰り返す」「クセになる」と言われることがありますが、これも固有感覚が関わっています。
捻挫を繰り返す人は、感覚が回復しきっていないまま復帰していることが多いです。
繰り返しの捻挫によってさらに固有感覚が低下し、また捻るという悪循環が起きています。
捻挫後に必要なのは、痛みをとるだけでなく、「感覚の回復」のためのリハビリです。
・位置を感じる能力
・反応の速さ
・無意識での調整力
これらを取り戻すことが、再発予防につながります。
改善アプローチ
①可動域回復
まずは、足関節の動きを取り戻し、痛みなく動かせる状態にする必要があります。
足首の曲げ伸ばし(底屈・背屈)や円を描く運動などで、可動域を回復させましょう。
左右差がないか、日常動作で痛みがないかなどがチェックポイントとなります。
②感覚の回復
この段階が、再発の防止のカギとなります。
まずは片脚立ちで30秒安定して立っていられるかチェックします。
それができたら、今度は目を瞑って試し、グラつきをコントロールできるかどうかを試します。
また、クッションやバランスボードなどを使用し、不安定なところでのバランスのコントロールにも慣れていきましょう。
カーフレイズをゆっくり行うことも感覚機能回復には効果的です。
両脚から始め、安定性が十分だと感じられたら片脚に移りましょう。
ポイントは、早く行うのではなく、ゆっくり行うことです。コントロールできるかが大切です。
③軽いバレエ動作から始める

まずは、ドゥミプリエやタンジュなど、小さい動作から再開することが重要です。
いきなりフルレッスンやリハーサルをしてしまうのは、再発や後遺症のリスクが高くなります。
ジャンプはとくに注意が必要です。
小さい動作で痛みなく動けるようになってきたら、両脚での軽いジャンプから始めましょう。
静かにコントロールして着地ができるか、痛みはないかなどを確認しながら、徐々に片脚や大きなジャンプに移るようにして、無理をしないよう
まとめ
捻挫の後遺症に悩む方は多いですが、痛みが残るケースだけでなく、今回お話した感覚的な問題が残っていることが非常に多いです。
バレエのように繊細な動きを求められる分野では、この「感覚の回復」が、重要です。
感覚の回復を目指すことが、再発防止と安定したパフォーマンスに繋がります。
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