中足骨の疲労骨折
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
バレエダンサーにとって、美しく高い甲は憧れですよね。
そのために、日ごろからストレッチやトレーニングを熱心に行っている方も多いのではないでしょうか。
それほど、甲というのはバレエにおいて重要なものですが(高さの問題ではなく)、その分怪我の多い場所でもあります。
中足骨の疲労骨折
みなさんは、「中足骨」という骨はご存知ですか?
中足骨は、足の甲にある5本の細い骨のことをいいます。
この骨は、甲を伸ばしたりルルベやポワントで立つときに重要な役割をします。
バレエではジャンプも多く、足にかかる衝撃は大きくなりますが、その中でも中足骨はとくに負荷がかかりやすい部分です。
疲労骨折は、一度の衝撃で骨が折れるものではなく、繰り返しの衝撃によって起こる骨折です。
また、この中足骨の疲労骨折はレントゲンやMRIでも写らないことがあり、見逃されやすいものでもあります。
このような症状はありませんか?
・捻った覚えはないが、足の甲がずっと痛い
・レッスン後に足の甲が痛む
・甲を押すと痛い
・腫れや熱感がある
・始めは練習後だけだった痛みが、常に痛むようになった
このような症状がある場合、中足骨の疲労骨折の可能性があります。
5本ある中でも、バレエではとくに第二中足骨に多く見受けられます。
それは、ルルベやポワントワークでは第二中足骨に体重がかかりやすくなり、負担が大きいためです。
また、第二中足骨は一番長い「ギリシャ型」のタイプの人は、ポワントで立ったときに第二中足骨に体重がかかりやすいため、起こりやすいともいわれています。
ただ、「ギリシャ型」のタイプの人がみんな痛めているというわけではないので、使い方次第だと思います。
中足骨の疲労骨折は、初期の段階では、練習後に痛みが出て、休むと痛みが落ち着くことが多いです。
しかし、それを繰り返していくうちに、徐々に症状が酷くなり、練習中にも痛むようになります。
最初は痛みながらも動けてしまうこともあり、まさか疲労骨折とは思わず、気づいたときにはかなり悪化してしまっているという方も多くいます。
疲労骨折は、進行すると完全骨折や、慢性疼痛になる可能性もあるため、初期の段階での適切なケアが重要となります。
中足骨の疲労骨折になる原因
①オーバーワーク
疲労骨折は、発表会や、留学、コンクールや舞台などで、急激に練習量が増えたときにリスクが高くなります。
練習量の増加は、骨にもストレスがかかります。
とくに、ポワントワークやジャンプで中足骨にかかる負担は大きく、そういった練習が多いときには注意が必要です。
また、練習量に対して必要な筋力が備わっていない場合も、骨にかかる負担が増えてしまいます。
②足関節や股関節の可動域制限
バレエでは、ターンアウトが基本となりますが、足関節や股関節に可動域制限がある場合、「捻る」という代償動作が加わります。
どこかを過剰に捻ってターンアウトしていると、その捻れた部分に負担がかかりやすくなります。
また、日常的に捻って使っているとなると、アライメント不良も招くことになります。
足関節が硬いと、カマ足や逆カマ足などになりやすく、足に均等に体重をかけることが難しくなります。
また、股関節が硬いと、つま先、膝、股関節に不自然な捻れが生じてしまい、その結果足関節にストレスがかかることになります。
また、このような使い方では、土踏まずも潰れてしまっていることも多く、アーチが潰れた状態では、衝撃がうまく吸収できません。
そうなると、骨に過剰な負荷がかかってしまいます。
③栄養不足
バレエダンサーは、見た目を意識するあまり過度なダイエットをする方も少なくありません。
しかし、月経不順などが起こっている場合、ホルモンの影響で骨密度が下がり、骨が脆くなります。
疲労骨折は、成長期の段階で起こりやすい怪我でもあるため、この時期の無理な食事制限は絶対におすすめしません。
中足骨の疲労骨折を防ぐ方法
①筋力トレーニング
正しいアライメントや重心で踊るには、筋力で身体をコントロールできることが必要となります。
また、正しく引き上げができているとジャンプの衝撃も減らすことができます。
いくら休んで回復したとしても、根本的な使い方が間違っていると、また同じ怪我をしてしまうかもしれません。
そうならないためにも、まずは自分に何が不足しているのかを理解し、足りない部分を積極的に補うようにしましょう。
土台をしっかりさせて、練習量が増えても耐えられる身体づくりを目指しましょう。
②栄養管理
疲労回復にも食事は欠かせません。すでに怪我をしているときにも、栄養をしっかり補うことで回復力のアップが期待できます。
バランスの取れた食事は、筋肉のサポートにもなります。カルシウムだけでなく、タンパク質やビタミンDなど積極的に取りましょう。
ダンサーにとって食事は大きな影響を与えます。
成長期の無理なダイエットは、身長などに影響が出るだけでなく、生涯的なリスクもあります。
まずは健康で動ける身体を作り、怪我なく踊れるようにしましょう。
③適切なケアと休息
足の甲の痛みが続くような場合は、まずは整形外科でレントゲンやMRIを撮り、もし疲労骨折の疑いがあれば、早めに練習量を減らしたり休むことをおすすめします。
中足骨の疲労骨折は、悪化してしまうと厄介な怪我でもあります。
疲労骨折になる前に、日ごろから練習と休息のバランスをうまく取るように心がけましょう。
ダンサーにとって休まなければならないことは、なによりの苦痛だと思います。
やまぐちスポーツ整骨院では、疲労骨折にも対応していますので、少しでも早く復帰できるようサポートさせていただきます。
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