グラン・パ・ド・ドゥの紹介
やまぐちスポーツ整骨院です。
本日はガラで踊られる人気のグラン・パ・ド・ドゥを3作品ご紹介をしたいと思います。
グラン・パ・ド・ドゥとは?
まず男性と女性が2人で踊るアダージョから始まり、次いで男性のヴァリエーション、女性ヴァリエーションがあり、最後にもう一度男女2人で踊るコーダで終わる4部構成からなるものをグラン・パ・ド・ドゥと呼びます。
「世界バレエフェスティバル」などのガラ公演をはじめ、発表会などでも盛んに踊られるグラン・パ・ド・ドゥですが、高度な技術が盛りだくさんで、見ていてもワクワクしますよね。
皆さまはどんな演目がお好きですか?
「ドン・キホーテ」「海賊」「眠れる森の美女」「くるみ割人形」など様々な演目が思い浮かびますが、本日は、あまり全幕の中で見られることがない、
・「ディアナとアクティオン」
・「グラン・パ・クラシック」
・「タリスマン」
の3作品をご紹介したいと思います。
ディアナとアクティオン
解説
もともとは1935年にワガノワが「エスメラルダ」の改訂版を作った際に、第2幕のフルール・ド・リスの館で踊られる余興として挿入された踊りです。
「ディアナとアクティオン」はギリシャ神話の物語で、狩りに来ていたアクティオンが、月の女神ディアナとニンフたちの水浴びを覗き見してしまい、怒ったディアナはアクティオンを牡鹿に変えてしまいます。そしてアクティオンは猟犬の餌食となってしまいます。
ギリシャ神話では悲惨な終末ですが、バレエにおいてはその点は重視更にておらず、2人の喜びに溢れるパ・ド・ドゥとなっています。
見どころ
まずアダージョでは、ディアナがリズミカルな音楽とともに颯爽と登場します。そしてそれを追うようにしてアクティオンが登場。
弓を射るポーズが特徴的で、ダイナミックでアクロバティックな振付けが続きます。
中盤のアクティオンが弓を舞台袖に投げてからの、ラストまで一気に駆け抜ける感じは、音楽も相まって爽快感に溢れます。
男性ヴァリエーションは野生的で、ダイナミックなジャンプが魅力的な踊りです。女性ヴァリエーションは神々しい女神として、弓矢を手に様々なテクニックを魅せます。
そしてコーダですが、豪快なジャンプから、グラン・フェッテまで超絶技巧がたっぷりで、見ている人にとっては一瞬に感じられるでしょう。
また、現在ではあまりコールド付きで踊られるのを見る機会は少ないですが、コールド付きの「ディアナとアクティオン」は、周りのコールドたちの優雅な動きが、より真ん中の2人の凛々しさを引き立て、ギリシャ神話の一部を見ている気分にさせてくれます。
YouTubeではコールド付きのものがアップされているので、気になった方はぜひ見てみてくださいね。
グラン・パ・クラシック
解説
戦後まもなくの頃、パリ・オペラ座のイヴェット・ショヴィレとパートナー、 スクラトフのために振り付けられた作品です。
パリ・オペラ座らしい気品溢れる作品ですが、高度なテクニックも多く入っており、格式高いグラン・パ・ド・ドゥです。
シルヴィ・ギエムとマニュエル・ルグリ、最近ではオニール八菜さんやユーゴ・マルシャンと、そのパリ・オペラ座らしい踊りは現代まで受け継がれています。
見どころ
優雅な音楽とともに2人のアダージョが始まります。音楽もどこか厳格かつ気品のあるパリ・オペラ座を連想させます。
アダージョの途中で出てくる女性のバランスは見せ場ですね。
男性ヴァリエーションは、ジャンプや回転など多くの技が含まれていますが、ダイナミックな中にも優雅さを魅せる振付けです。
女性ヴァリエーションは、女王の風格を纏い、さまざまなテクニックを魅せていきます。中盤のバロネから最後の高速のピケマネージまで、難易度の高いヴァリエーションと言えるでしょう。
コーダでは音楽の盛り上がりとともに、軽快で華麗なステップで魅せていきます。
この作品の見どころはやはり優雅さでしょうか。そして様々なテクニックが、その優雅さと融合しているところが最大の魅力かと思います。
パリ・オペラ座のダンサーだけでなく、いろんな国のダンサーが踊っているので、見比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
タリスマン
解説
現在グラン・パ・ド・ドゥとして踊られるタリスマンは、プティパ振付けによる全幕版とは別物です。
1955年キーロフ・バレエ(現マリインスキー・バレエ)のバレエ・マスターであったピョートル・グセフが全幕「タリスマン」から音楽を抜粋し創作したものが、今日「タリスマンのグラン・パ・ド・ドゥ」として知られるものです。
音楽は
アントレ:「タリスマン」のプロローグより
アダージョ:「タリスマン」の終盤のアダージョ
男性ヴァリエーション:「ファラオの娘」第2幕よりタオールのヴァリエーション
女性ヴァリエーション:「真珠」より黒真珠のピチカート
コーダ:「タリスマン」第1幕より
※参考「the Marius Petipa Society」HP
となっています。
「タリスマン」とはお守りの意味で、古代インドの物語です。
天界の女神の娘ニリチは、人間に恋をしてはいけないという約束のもと、お守り「タリスマン」を渡され、風の神ヴァイユに守られて人間界に降りたちます。
人間ヌレディンがニリチに一目惚れし、ニリチは天界に戻ろうしますが、ついには人間界にとどまる決意をし、「タリスマン」だけが天界へと戻っていきました。
「タリスマン」はニリチと風の神ヴァイユが天界から人間界に降りていくときのパ・ド・ドゥです。
見どころ
優雅な音楽とともに、空の上を舞っているような雰囲気でアダージョが始まります。
タリスマンはアダージョが他の作品に比べて長いのですが、音楽の優雅さと踊りの華麗さが相まって、うっとりとした気持ちにさせてくれます。
ヴァニユの豪快なジャンプと、ニリチの細やかなポワントワークが見どころです。
ロシアバレエらしい強靭なテクニックも多く盛り込まれていて、コーダのスピード感溢れる2人の掛け合いは見応え十分でしょう。
まとめ
本日は、グラン・パ・ド・ドゥ3作品をみてきましたが、いかがでしたでしょうか?
全幕バレエで踊られるものだとストーリーもわかりやすいですが、今回みてきた作品のようにそうでないものは、なかなかどういった背景、物語の作品なのかわかりずらいですよね。
少しでも作品に対する知識があると、踊り方や鑑賞の仕方も変わってくると思います。
今後もいろんな作品を紹介していく予定ですのでお楽しみに。
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