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曲を通すとテクニックができない・・・なぜ?

こんにちは。

やまぐちスポーツ整骨院です。

 

バレエのヴァリエーションには、一曲の中でたくさんのテクニックが入っています。

よくあるのが、「そこだけ練習するとできるのに、一曲通すとできない」という問題です。

多くの人が経験していることではないでしょうか。

 

体力が足りない!

力が足りない!

 

という風な注意を受けることもあると思います。

 

この通すとテクニックができないというのは、「心拍数」が大きく関わっています。

心拍数の変化に対応できない状態のとき、テクニックは崩れてしまいます。

 

そこで今回は、あまりバレエでは触れられることのない心拍数について詳しく解説していきたいと思います。

 

 

心拍数とは

 

心拍数とは、1分間に心臓が何回拍動するかです。

 

たとえば、

 

1分間に60回拍動→60bpm

1分間に120回拍動→120bpm

 

というように表します。

 

身体がどれくらいの活動レベルかを表す指標となります。

 

心臓の役割は、全身に血液を送ることです。

血液は、酸素・栄養・エネルギーを運びます。

 

運動すると、筋肉が酸素を大量に使い、エネルギー消費量が上がります。

すると、心臓はそれを補うために速く動きます。

これが心拍数の上昇です。

 

心拍数は主に自律神経でコントロールされています。

交感神経が優位になると心拍数は上がり、副交感神経が優位になると心拍数は下がります。

 

個人差はありますが、一般的には、

 

・安静時:50〜80 bpm

・軽い運動:90〜120 bpm

・中強度:120〜150 bpm

・高強度:150〜180 bpm

 

が目安となっています。

 

 

 

心拍数の変化で起こること

 

心拍数が上がると、身体の中ではさまざまな変化が起きます。

 

まず、心拍数が上がるということは、心臓が速く血液を送るということになります。

その結果、筋肉への血液や酸素供給が増え、エネルギー消費が加速します。

また、心拍数の上昇とともに、呼吸数も増加します。胸式呼吸優位となり、吐く量は減ります。

 

そして、自律神経では交感神経が優位となり、アドレナリンが分泌されます。

興奮状態となるため、筋肉の張りや緊張はアップします。

 

さらに、筋肉の使い方にも変化があります。

強く、速く収縮し、動きが大きくなります。

一方で、抑制が弱くなるため、細やかな動きは苦手となります。

 

脳は負荷が高いと動きを単純化しようとするため、感覚低下が起こります。

 

もちろん、心拍数が高い状態が続くと、エネルギー消費が増えるため、疲労物質が増加します。

 

 

このように、心拍数が上がると身体では大きな変化が起きるのです。

 

 

心拍数が上がることでのバレエへの影響

①コントロール低下

 

心拍数が上がると、筋出力が上がります。

そのため、大きな筋肉で動くようになり、細かい調整が難しくなります。

すると、心拍数が落ち着いているときにはできていた繊細なコントロールができず、軸のブレが生じます。

 

筋出力が上がることによって、必要以上に力が入ってしまうこともコントロールを低下させる原因となります。

テクニックには、正確さが重要ですが、心拍数上昇はその正確さを失う要素が多いです。

 

曲の中でピルエットができないというのは、こういった原因によって精度が落ちるためです。

 

 

②呼吸の乱れ

呼吸の乱れはテクニックに直結します。

心拍数が上がると、身体は多くの酸素を必要とするため、吸う息の量が増え、反対に吐く量が減ります。

 

呼吸は、吸うことで空気を入れ、吐くことで体幹を安定させるという役割があります。

吐けなくなると、腹横筋が働かず、横隔膜のコントロールが低下します。

すると、腹圧が抜けることになります。

 

腹圧は体幹を安定させるために重要で、これが抜けると軸がブレて力が分散されやすくなってしまいます。

 

また、呼吸はリズムやタイミングにも影響します。

見過ごされがちですが、テクニックの安定にはタイミングが大きな鍵となります。

 

本来なら、息を吐くことでうまく力を抜き、そこから力を集めることができますが、息が吐けないと力みが強くなります。

力んだ状態ではリズムが失われてしまうため、タイミングが合いません。

 

このようにして、テクニックがうまくハマらないといったことが起きます。

 

 

③判断力低下

交感神経が優位になると、思考を司る領域の働き低下し、反射的な動きが優位になります。

脳は、危険に対応することを優先するため、状況を分析したり、細かい調整は後回しになります。

 

本来であれば、修正できるはずの少しのズレを、修正できなかったり、遅れてしまいます。

後半につれてどんどん崩れていってしまうというのは、こういった判断の少しミスや遅れの積み重ねともいえます。

 

 

高心拍数に慣れる

 

では、曲の中でテクニックを成功させるにはどうしたら良いかというと、ずばり「その心拍数に慣れる」ということです。

 

スポーツ心臓」という言葉を聞いたことはありませんか?

スポーツ心臓とは、継続的な運動によって心臓が適応し、機能が高まった状態をいいます。

 

心臓が大きくなり、心拍数が低く、上がりにくくなります。

心臓が大きくなると、一回で送れる血液の量が増加し、ゆっくりでも十分な血液を送ることができます。

 

また、心拍数が上昇しても、余裕があり、回復も早くなります。

 

このような状態を作るには、「高心拍の状態に慣れる」ことが必要です。

ランニングなど有酸素運動を取り入れたり、あえて心拍数を少し上げた状態でのテクニックの練習などを取り入れるのがおすすめです。

 

後半のしんどい状態で、やめてしまわないことも大事かと思います。

テクニックがうまくいかなくても、続けることで身体が徐々に慣れてきます。

身体がある程度慣れてくると、テクニックができるようになるということはよくあることです。

 

 

まとめ

「部分的に練習をしたらできるのに、曲の中でテクニックができない」というのは、心拍数が大きく関係しています。

 

もちろん、丁寧にゆっくりテクニックを練習することはとても大切なことです。

しかし、ある程度テクニックは安定しているにも関わらず、通すとできないというのは、心拍数の影響かもしれません。

 

ぜひ一度、いろんな側面からトレーニングをしてみてください。

 

 

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お困りごとなどございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

 

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更に必要に応じてスポーツストレッチ、運動療法、トレーニングなど機能改善の施術も行っております。
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症状によって来院回数、期間は異なりますので、お気軽にお問い合わせ下さいね。

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