チアリーディングに多い怪我と対策
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
本日ご紹介する競技は、「チアリーディング」です。
チアリーディングといえば、手の上に人を乗せたり人を飛ばしたりと、アクロバティックなイメージですよね。
チアリーディングで有名な映画では、「チアーズ!」があります。これをきっかけにチアリーディングを知ったという人もいるのではないでしょうか。
そんなアクロバティックな競技ですから、チアリーダーは常に怪我のリスクと隣合わせ。
そこで今回は、チアリーディングに起こりやすい怪我とその対策についてご紹介していきたいと思います。
チアリーディングで身体にかかる負荷
チアリーディングでは、アクロバット、ジャンプ、スタンツなど、さまざまな要素が組み合わさった競技です。
ジャンプの際には膝、足首、股関節などに強い衝撃がかかりますし、人を持ち上げたり支えたりする動作では、肩や腕、背中、そして手首など、上半身に大きな負荷がかかります。
また、バク転やバク宙では腰にも大きなストレスがかかります。
人が人の上に乗ったり、またそこから人を投げたりと、他の競技と比べても、非常にリスクが大きい競技といえます。
チアリーディングは、もともとアメリカンフットボールや野球、サッカーなどを応援することから始まったものですから、見ているものは楽しく元気づけられますが、チアリーダーたちは身体を酷使しています。
チアリーディングで起こる怪我の種類
①捻挫
ジャンプの着地やリフトの落下時に起こりやすい怪我です。
とくにスタンツの落下には注意が必要です。スタンツとは、トップと呼ばれる1人が、ベースと呼ばれる1〜4人に支えられながら繰り広げられる技です。
トップだけでなく、受け止める側がバランスを崩して捻挫するパターンもあります。
また、タンブリング(バク転やバク宙)の際にも起こりえます。
②脱臼
スタント中の無理な動きや強い衝撃では、肩や指の脱臼することがあります。
キャッチの失敗などで起こりやすい怪我です。
特に肩の脱臼は、初発年齢が低いほど再発しやすいといわれているため、注意しなければなりません。
③手首痛
スタンツではベースの人は、トップの人を手首で支えなければなりません。また、タンブリングの際にも手首で体重を支えます。
そのため、日常的に手首には相当な負荷がかかっており、手首痛を訴える方が多くいます。
また、転倒などの際に手首が思わぬ方向に曲がることで痛めることもあります。
④膝の障害
チアリーディングの大会では、膝にテーピングやサポーターをしながら演技を行う選手が多く見受けられます。
それほど、膝に障害を抱える選手は多いということです。
膝の障害といっても、さまざまな種類があります。
まず成長期においては、オスグッドによる痛みを抱える選手が多くいます。
着地時の膝の方向が悪かったり、急な方向転換による衝撃などで、前十字靭帯を損傷する選手もいます。
また、度重なるジャンプの衝撃による半月板損傷や内側側副靭帯損傷なども非常に多い怪我です。
これらが複合していることもあります。
⑤腰の障害
腰に痛みを抱える選手も非常に多いです。
膝の障害と同様に、腰の障害にもいろいろな種類があります。
ハイリスクなスタンツやタンブリングなどで落下した際に、背中から落ちてしまうと、腰にはかなり強い衝撃がかかります。
その際、圧迫骨折が発生する可能性があります。
タンブリングなども負荷も腰痛の原因になりますが、とくにベースとミドルの選手は腰のストレスが多いと思います。
ベースの選手は、自分以外に2人分の体重を支えることになります。
また、ミドルの選手はベースの人の肩という不安定なところで、人1人分を支えなければなりません。
また、「絶対に落としてはいけない」という意識から、無理な体勢になることもあるでしょう。
そのため、腰にかかるストレスは計り知れないほどのものだと思います。
我慢して続けることで、椎間板ヘルニアや腰椎分離症になってしまう場合もあります。
怪我のリスクを減らすために気をつけたいこと
①安全な練習環境を整える
マットを適切に配置し、衝撃を吸収しやすい環境を整えることが大切です。
また、滑りやすいところで練習をしないなどの対策も必要です。
そして、スポッターの技術向上も怪我のリスクを減らすことに繋がるでしょう。
スポッターを適切な位置に配置し、役割を徹底することが重要です。
②無理な技をさけ、段階的に行う
新しい技や高度な技は、指導者のもと安全な環境で行うことが大切です。
自分のレベルに応じた技からマスターするようにし、無理をしないようにしましょう。
段階的にレベルアップを目指していくことが怪我のリスクを軽減することにもなります。
大きな技の練習は、指導者がすぐに対処できる環境の中で行いましょう。
④体幹や安定性を高めるトレーニングをする
怪我は思わぬタイミングで起きたりもしますが、そういった怪我をできるだけ回避するためにも自分自身が強い身体であることも大事です。
チアリーディングにおいては、筋肉量を増やすことも必要となってきます。
また、体幹の強さもコントロールの良さに繋がるため、インナーマッスルのトレーニングを取り入れることも良いと思います。
ベースの人にとっては、自分の体幹がしっかりあることで、必要以上な力を入れたり無理な姿勢をとることが減るため、身体にかかる負荷が軽減できるはずです。
力技で行ったり、無理な体勢を保とうとすることは、身体に対して大きなダメージとなります。
⑤痛めたときに無理しない
チアリーディングは、協力して行う技が大半であるため、自分ひとりが欠けて迷惑かけてしまうことを考えて、我慢して練習や大会に出てしまう人も多くいます。
しかし、その我慢が、結果的に長期の静養に繋がってしまうケースが多いのも事実です。
また、競技が続けられたとしても、将来慢性的に痛みを持ち続ける可能性があることも視野に入れておかなければなりません。
ですから、選手にとって休むというのは大きな決断ですが、それでも痛めた際には、まずは適切な処置を取ることを優先してもらいたいと思います。
怪我によって適切な対処は異なります。
自己判断せずに、専門家に相談することをおすすめします。
⑥日常的にケアをする
身体は使いっぱなしでは、いつかは悲鳴をあげてしまいます。
調子が良いと、つい練習ばかりに時間を取り、ケアを怠ってしまいますが、自分の身体の声に耳を傾けることも怪我のリスクを減らすためには大切です。
アップをすることはもちろんですが、クールダウンもしっかりし、疲れが溜まっている部分は意識的に休めるようにしましょう。
また、日頃からケアをしていると、ちょっとした身体の変化に気づくこともできます。
変化に気づくことで、今日はあまり使いすぎないうようにしようなどといったコントロールができます。
また、定期的な専門家のメンテナンスを取り入れることで、回復力が上がることが期待できます。
疲労が限界までいって怪我をする前に、こまめなケアを心がけましょう。
また、その余裕が持てるくらいであってほしいと思います。
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