捻挫を放置していませんか?
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
本日は『捻挫』について詳しくみていきましょう。
みなさんは捻挫を経験したことはありますか?
中でも足首と甲の捻挫は、バレエダンサーにおいてもっともよく起こる怪我のひとつです。
そして、捻挫は軽視されやすい怪我でもあります。
「少し捻ったかな?」と感じても「まぁこの程度なら大丈夫!」と思ってしまい、そのまま激しい練習やリハーサルを続けてしまったという経験はないでしょうか?
しかし、捻挫を軽視しているとパフォーマンスに影響がでるだけでなく、再発リスクや慢性的な問題に繋がる恐れがあります。
そこで、今回は捻挫を正しく理解し、適切な対処と予防ができるための方法をご紹介します。
バレエダンサーが捻挫しやすい理由
1.足首にかかる過剰な負荷
バレエでは、ジャンプ、回転など、足首に過剰な負荷がかかる動作が多くなります。
ジャンプで着地に失敗したり、ピルエットでバランスを崩したりした場合、足首を捻ってしまい捻挫に繋がります。
また女性では、トゥシューズでの捻挫も多く見られます。
トゥシューズでは、バレエシューズよりも体重を支える面積が減り、また重心もひとつ高い位置まで上げる必要があります。
そういったときに、少しでもバランスが崩れてしまうと、一瞬で立て直すのは難しいです。
バレエシューズだとバランスを持ち堪えて回避できたことが、トゥシューズでは一瞬で崩れてしまうという感じでしょうか。
2.足首の柔軟性と安定性
バレエでは、足首を伸ばすことが重要とされています。
しかし、足首や甲の伸びが十分でないにも関わらず、テクニックをたくさん練習したりトゥシューズを履いてしまうと、痛めてしまう原因となります。
反対に、柔軟性を求めて誤った方法で過度に伸ばしてしまった場合、靭帯まで伸びてしまい足首が緩くなってしまうことがあります。
この場合も、安定性が保てず捻挫しやすくなります。
3.疲労による集中力低下
公演やリハーサルが続くと疲労が蓄積します。
休息を取らずに、練習を続けてしまうと集中力が低下します。
疲労によってフォームも乱れやすくなっているときに、集中力がかけると、思わぬところで怪我が起こってしまいます。
普段であればなんともないところで、バランスが崩れたり、着地が乱れたりしてしまい捻挫などの怪我に繋がります。
バレエダンサーに多い捻挫の部位と症状
1.足関節の外側
バレエダンサーにもっとも多いのが、足首の外側靭帯損傷です。
足首の外側は3つの靭帯で構成されていますが、その中でも特に前距腓靭帯がもっとも損傷を受けやすい部位です。
着地などで足首が内側に捻られることによって起こります。
2.足の中足部
足の中足部の捻挫は、「リスフラン関節」で発生します。
トゥシューズで、甲が誤って伸ばされることによって起こりやすい捻挫です。
リスフラン関節は、足のアーチを構成する重要な部位のため、この部分を捻挫することでアーチが崩れる原因となってしまいます。
これを放置してしまうと…
・土踏まずが疲れやすい
・体が安定して支えられない
・姿勢の乱れ
・片足に体重が乗せられない
といった後遺症のようなものが残ってしまう可能性があります。
3.足指
舞台の硬い床でのジャンプで、着地がうまくいかなかった場合に起こりやすい捻挫です。
また、トゥシューズを履いているときにも起こりやすい部分です。
トゥシューズで足指に過剰な圧力がかかり、体重を分散できなかった場合、足指の捻挫が起こります。
4.足関節の内側
こちらは、外側に比べると頻度は高くはありませんが、重症化しやすいのが特徴です。
内側靭帯は「三角靭帯」とも呼ばれ、非常に強い靭帯ですが、足首が外側に捻られることで損傷します。
大きいジャンプで片足で着地する場合に足首が外側に反れるなどに加え、無理なターンアウトによっても起こりえます。
足の内側を強く押しつけて、アーチを崩した状態で無理にターンアウトすると、内側靭帯が過剰に伸ばされてしまいます。
内側靭帯損傷は、一度損傷すると回復までに時間がかかる場所でもあります。
捻挫したときの対処法
捻挫をしたときは、適切な応急処置を行うことが重要です。
特に48時間以内はゴールデンタイムと呼ばれています。
この間に適切な対処をすることで、症状の悪化や後遺症を防ぐことができます。
1.RICE処置
RICE処置は、捻挫直後に行う基本的な応急処置です。
①REST(安静)
捻挫した足に負担がかからないようにしましょう。
無理に動かすと靭帯損傷が悪化する恐れがあります。
②ICE(冷やす)
氷やアイスパックで患部を冷やしましょう。
おすすめは、氷水に15〜20分足を入れることです。
アイスパックを使う場合は、凍傷の恐れがあるため、タオルを巻いてください。
2、3時間置きに行うことで、炎症を抑える効果が期待できます。
③compression(圧迫)
損傷部位の内出血や腫脹を抑えることが目的です。テーピングや弾性包帯などで軽く圧迫ぎみに固定します。
腫れが酷くなってしまと治るまでに時間がかかってしまうため、予防的に行います。
ただし、きつすぎると血管や神経に障害を起こしてしまうので、青くなったり痺れたりした場合は、すぐに緩めるように注意してください。
④elevation(挙上)
受傷した部分を、心臓よりも高い位置に持ち上げます。
血液やリンパ液が患部に溜まるのを防ぐことで、腫れや痛みを抑えます。
2.しっかりと治療する
捻挫を甘くみては危険です。
軽い捻挫を治療せずに無理をしてしまった結果、痛みが数年続くということもあります。
アライメント不良なども起こりえます。
少々痛くても踊れてしまうからといって、無理は禁物です。
また、しっかり治療しなかった場合、慢性化や難度も同じ捻挫を繰り返す原因にもなります。
捻挫を予防するには
1.足裏と足首の筋力を鍛える
足周りの筋力を鍛えることで、安定感が生まれます。
カーフレイズは足首の安定性を高めるので、ぜひ取り入れてほしいトレーニングのひとつです。
足首が緩いと感じる人や捻挫癖のある人は、とくにトレーニングを意識的に行ってくださいね。
筋力でサポートすることで、緩さや不安定さが改善されるはずです。
2.正しいポジションの維持
無理なターンアウトや足首を捻ることは、捻挫の原因となります。
特に、プリエやジャンプの際に足首が正しいポジションを取れているか、日頃から意識をしましょう。
日頃から意識をすることで、正しいポジションが身につきます。
3.休息を取る
捻挫は、ちょっとした不注意によって起こることが多いです。
たとえば舞台のリハーサルが続いていたり、あるいは本番後など疲労が溜まり集中力が落ちてしまったりふとした瞬間に起こります。
ダンサーのみなさんの中でも、休息を取ることに不安や罪悪感を抱いている人も多いのではないかと思います。
しかし、そういう方こそ意識的に休息を取る心構えが必要となります。
休むことで後退してしまうのではないかと感じることがあるかもしれませんが、むしろ休息を取り入れることによってパフォーマンス力は上がります。
「最近あんまり休んでいないなぁ」と思い当たる人は、自分の最大限の力を大事なときに発揮できるよう、計画的に休みましょう。
最初は不安を感じるかもしれませんが、続けていくことで、自分のパフォーマンス力を安定させることに気づくはずです。
たまには肩の力を緩めて、メンテナンスや治癒に意識を向けてみてくださいね。
わたしたちも全力でサポートさせていただきます。
当院で行う捻挫の施術
足関節捻挫では損傷した靭帯を微弱電流機器アキュスコープ・マイオパルスで修復します。
当院には捻挫でご来院いただく患者様がとても多いですが、治療することで重度の捻挫も早期に回復することが可能です
。
捻挫当日や腫れが強く動きを制限している場合はテーピングや包帯で処置を行い患部をサポートします。
痛みが広範囲に波及することも多いため、アキュスコープで疼痛をコントロールし早い段階で荷重をかけて歩けるようにします。
捻挫は損傷の具合によって来院回数、期間は異なりますので、いつでもお気軽にお問い合わせ下さい。
バレエ整体ならやまぐち整骨院グループへ
・やまぐちスポーツ整体院:谷町四丁目駅4番出口徒歩1分(谷町四丁目院同じビルの4階)
全院、微弱電流機器「アキュスコープ」「マイオパルス」ハイトーン機器「ハイチャージ」を完備。
微弱電流機器は我々が触診では確認できない体内の電気信号を機器自体が読み取り、正しい電気信号に書き換えることで身体本来の治癒力を引き出すことが出来ます。
ハイトーン機器は我々が活動するためのエネルギーを生成している「ミトコンドリア」を活性することで、内臓疲労・筋肉疲労・冷えなどを含めた体に起きうるあらゆるストレスに効果が期待できます。
これらの機器を使用することでストレスのたまりにくい身体づくり、予防も可能となります。
更に必要に応じてスポーツストレッチ、運動療法、トレーニングなど機能改善の施術も行っております。
日頃のメンテナンスとしてもご利用ください。
症状によって来院回数、期間は異なりますので、お気軽にお問い合わせ下さいね。
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やまぐち整骨院では数あるスポーツの中でも特に「バレエダンサー」のサポートに力を入れています。
当院のバレエ整体(スポーツ整体)の特徴は、
①あなたのお悩みに合ったオーダーメイドの施術プラン
②身体の仕組みをわかりやすく解説
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ぜひやまぐち整骨院グループにお越しください。