キャラクターシューズによる足の痛み
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
グランドバレエでは、多くの場合「キャラクターダンス」の場面が出てきます。
キャラクターダンスは、ハンガリー、ポーランド、スペイン、ロシアなどの民族舞踊をもとにした舞踊スタイルを、バレエの舞台に合わせてアレンジしたものです。
クラシックバレエにおいて欠かせないダンスであり、物語の世界観を豊かにする大切な要素です。
ワガノワ・バレエ・アカデミーでは、バレエ科目としてキャラクターダンスは必須になっています。
日本においても、キャラクターダンスのクラスを取り入れる教室もあります。
キャラクターダンスは、バレエとは重心、リズム感、ステップなど異なる点が多くあります。
また、キャラクターダンスでは、「キャラクターシューズ」を履くというとこをも大きな違いです。
このキャラクターシューズですが、慣れないと痛みや怪我に繋がることもあります。
当院でも、キャラクターシューズを履いていて足が痛くなったというご相談は少なくありません。
そこで今回は、キャラクターシューズ起こりやすい障害と原因、対策について解説していきたいと思います。
キャラクターシューズで足が痛くなる原因
①靴の構造によるストレス
キャラクターシューズは、バレエシューズやトゥシューズに比べてソールが硬いのが特徴です。
革または合成素材で作られいるため、柔軟性も少なめです。
しっかりステップを踏み込めるための構造となっていますが、その分足にかかる負担は大きくなります。
また、大きな違いとして、キャラクターシューズにはヒールがあります。
こういった違いから、キャラクターシューズに履き慣れるまでには少々時間がかかるかもしれません。
②使う筋肉の違い
トウシューズやバレエシューズと違い、ヒールがあること自体がふくらはぎや足底筋膜、足趾の筋肉に負担をかけます。
また、ヒールによって前重心になることで、母趾球や中足骨頭(足の前の骨)への負荷が強まる傾向があります。
ソールが硬いことによって、足裏の筋肉が使いづらくなり、それによって足にかかる負担が大きくなることも考えられます。
③サイズが合っていない
キャラクターシューズは、細めのデザインになっているものが多いということもあり、サイズが合っていないことがあります。
大きすぎる場合、前重心によって指先には大きなストレスがかかります。
また、シューズ内で足が動くため、足裏が使いづらくなります。
逆に小さすぎる場合、靴づれや圧迫による痛みが生じてしまいます。
起こりやすい障害
・足底筋膜炎
硬いソールや前重心によって、足底の筋膜が繰り返し引っ張られることで炎症を起こします。
・外反母趾、内反小趾
幅の狭いサイズを長時間履くことによって、母趾や小趾が押されて徐々に骨が変形していきます。
・中促骨骨頭痛
ハイヒールによって引き起こされやすい障害のひとつで、衝撃吸収がうまくできないことによって、足の甲や足指の付け根あたりがジンジン痛みます。
・捻挫
ステップのミスなどは、ヒールがあるため捻挫に繋がりやすくなります。
また、大きいシューズや、ゴムやストラップが緩い場合より不安定になるため、捻挫しやすくなります。
また、床との相性もあり、滑りやすくても滑りにくくても捻るリスクが高くなります。
・アキレス腱やふくらはぎの筋肉の痛み
ヒールがあることで、普段使われない筋肉が疲労します。疲労が蓄積することで、筋肉は硬くなります。
また、繰り返される負担によって、筋肉や腱がダメージを受け、炎症や痛みが出ます。
・モートン病
モートン病とは、足指の付け根の神経が、圧迫や締め付られることによって起こる神経障害です。
針で刺されたような痛みや、電気が走るような痛みが生じます。断続的に痛みが出たり、波があったりします。
痛くたらないための対策
①フィッティングする
まずは、自分に合ったシューズを履くことが重要です。
サイズだけでなく、足幅や、甲の高さなども考慮して、シューズの中で足が動かないものを選びましょう。
窮屈すぎるシューズも危険です。
ヒールの高さも、あまり高すぎないものから始めた方が良いと思います。
素材もさまざまなものがあるため、選べるのであれば、自分の足に一番馴染むものを選びましょう。
②テーピングやパッドを使用する
足を保護するために、テーピングを巻いたり、パッドを利用するのも良いでしょう。
ダンサーの中にはシリコンパッドを入れたり、冷えピタを貼っている人も見かけます。
③重心の違いに慣れる
クラシックでは、引き上げて踊ることがメインですが、キャラクターダンスは、重心を下げて踏むようなステップが多くなります。
力強く足を踏み込んで、民族的な強さや重厚感を表現するため、クラシックとは違った身体の使い方が求められます。
慣れるまでは難しいですが、重心を下げながらも引き上げるテクニックを身につけることで、足にかかる負担も軽減していくでしょう。
④アイシングとリカバリー
練習後に痛みがあるときは、アイシングなどをして炎症を抑えましょう。
また筋肉疲労が蓄積すると、怪我のリスクが高まるため、リリースやストレッチをして、できるだけ疲労を溜めないように意識しましょう。
痛みには早期対応を
痛みが大きい場合や、休んでも良くならないような場合には、なるべく早く対処することが重要です。
痛みを長期に渡たって我慢していると、その分回復までの期間が長引いてしまいます。
舞台や練習でなかなか休めないというダンサーは多いとは思いますが、やまぐちスポーツ整骨院ではできるだけ休まずに、あるいは休む期間が短くなるようにサポートさせていただきます。
お困りごとやお悩み等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
バレエ整体ならやまぐち整骨院グループへ
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更に必要に応じてスポーツストレッチ、運動療法、トレーニングなど機能改善の施術も行っております。
日頃のメンテナンスとしてもご利用ください。
症状によって来院回数、期間は異なりますので、お気軽にお問い合わせ下さいね。
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