グロインペイン症候群
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
本日は、バレエダンサーに多い症状のひとつである「グロインペイン症候群」について解説していきます。
このような症状はありませんか?
・股関節痛や鼠径部痛が慢性化している
・下腹部が痛い
・内転筋が痛い
・プリエやグランバットマンで鼠径部が痛い
・股関節周辺に圧痛や疼痛がある
このような症状は「グロインペイン症候群」でよくみられる症状です。
グロインペイン症候群とは
グロインペイン症候群とは、スポーツ障害のひとつで、太ももの付け根や鼠径部に疼痛や不快感を引き起こす疾患です。
主に鼠径部周辺に運動痛や圧痛があり、下腹部や内転筋周囲にも痛みが放散することがあります。
バレエでは、股関節を駆使するため、このような痛みを抱えるダンサーは少なくありません。
またバレエと同様にサッカーも、キックや捻りなど股関節に負担がかかりやすいスポーツのため、鼠径部を訴える選手が多くいます。
グロインペイン症候群の原因
グロインペイン症候群は原因がわかりにくい疾患です。
痛みの原因としては、股関節自体の問題、股関節周辺の筋肉の問題が考えられますが、日常的な運動動作の癖や機能不良などが大きく関わっていることがあります。
①股関節インピンジメント・関節唇損傷
股関節の炎症や変形が、グロインペインを引き起こすことがあります。
股関節インピンジメントとは、骨と骨がぶつかり合うことをいい、繰り返しぶつかることで周辺の組織が損傷し、股関節の痛みが生じます。
股関節インピンジメントと関節唇損傷については、こちらで詳しく解説していますので、合わせご覧ください。
②股関節の不安定性
バレエダンサーは、股関節の可動域が過剰になりやすい傾向があります。
幼少期からの過度なストレッチや、筋力不足、あるいはもともとの関節の緩さなどによって、股関節が不安定になっていることがあり、関節唇・関節包・靭帯の緩みが鼠径部痛を誘発する原因になります。
③股関節周囲の筋肉の緊張や癒着
バレエにおいては、
・骨盤の前傾
・反り腰での無理なターンアウト
・背骨の機能不全
・筋肉のアンバランス
などによって、股関節周囲の筋肉や腱が過剰に緊張したり、癒着することがあります。
股関節は前後左右に動くため、周囲の多くの筋肉や靭帯、腱で支えられています。
それらのバランスが崩れたり、緊張や凝りなどによって神経を圧迫すると、痛みとしてあらわれます。
③運動エラー
たとえば、
・背骨の柔軟性不足
・骨盤の不安定性
・股関節の可動域制限
・足首や膝の捻れ
・扁平足
・体幹の不安定性
・左右差が大きい
などがある場合、代償動作によって股関節に負荷がかかりやすくなります。
体幹が弱く安定しなければ、その分下半身にかかる負荷は大きくなるため、上半身と下半身の間にある股関節は、異常に頑張ることになります。
その結果、股関節周囲の筋肉や周辺組織が傷ついてしまいます。
④オーバーユース
オーバーユースもグロインペイン症候群の原因となります。
バレエでは、股関節にかかる負荷は他のスポーツに比べても大きくなるため、急な練習量の増加や、休息が取れていないことなどの疲労によって股関節に痛みが出現することがあります。
ただ、これに関しても、使い方が原因となっている可能性が大きくなります。
グロインペイン症候群の対処法
鼠径部痛や股関節痛が長引く場合は、股関節内に異常がないかを調べるために、整形外科でレントゲンやMRIを撮ることをおすすめします。
骨や軟部組織に問題があった場合には、手術という手段もありますが、グロインペイン症候群の場合、保存療法が主になっています。
①運動制限
まずは、痛みを抑えるために、痛みの出る動作や練習を制限しましょう。
早期にケアすることで、痛みの慢性化を防ぐことができます。
痛みを我慢して練習することは、二次障害にも繋がるため、無理は禁物です。
②痛みを引き起こした機能不全を評価
体の使い方や癖の問題によって痛みが引き起こされている場合、それらを見直すことが重要となります。
自分自身ではなかなか難しいところではあるため、理学療法士やピラティス指導者のような、知識を持った方のサポートをうけることで、正しい評価と改善が期待できると思います。
まずは自分の身体を知ることが一番です。
③コンディショニング
コンディショニングとは、最大のパフォーマンスが発揮できるように精神面、身体面ともに整えることをいいます。
動きの悪い部分、左右差、体幹の弱さなど、自分の問題点が見つかったら、それを改善していく必要があります。
根本的な部分を見直さないかぎり、同じように練習を始めればまた同じ痛みが出ることになります。
日頃からコンディショニングを行っていると、変化に気づくことができ、大きな怪我を防ぐこともできます。
心身共に健康で強い体づくりをし、最高のパフォーマンスを目指しましょう。
グロインペイン症候群は、原因が特定しにくい疾患のため、レントゲンやMRIで異常がないにも関わらず、痛みが続くようなケースもあります。
当院では、原因不明で疼痛のお悩みに対してもサポートしております。
当院でのグロインペイン症候群に対しての施術
股関節に痛みが出ている場合は、まず痛みの原因を解決する必要があります。
股関節唇や軟骨といった深部の組織はとてもデリケートなため、まずは患部の再生力を高めるマイオパルスの持続通電を行い治癒力を促進します。
マイオパルスは周囲の緊張した筋肉に対しても有効的で、血管や神経の多い股関節でも優しく緩めることができます◎
急性期に場合はこれらの処置をおこなうことで回復される方も多いですが、慢性的な痛みや好不調の波が大きい方は、痛みを出している神経に対しても施術行います。
疼痛コントロールに優れたアキュスコープは慢性的な痛みに効果を発揮し、過剰に出ている痛みを和らげる効果があります。
当院ではこれら微弱電流機器を用いて、痛み・不調を緩和します。
また運動指導も行い、根本的解決を目指します。
バレエ整体ならやまぐち整骨院グループへ
・やまぐちスポーツ整体院:谷町四丁目駅4番出口徒歩1分(谷町四丁目院同じビルの4階)
全院、微弱電流機器「アキュスコープ」「マイオパルス」ハイトーン機器「ハイチャージ」を完備。
微弱電流機器は我々が触診では確認できない体内の電気信号を機器自体が読み取り、正しい電気信号に書き換えることで身体本来の治癒力を引き出すことが出来ます。
ハイトーン機器は我々が活動するためのエネルギーを生成している「ミトコンドリア」を活性することで、内臓疲労・筋肉疲労・冷えなどを含めた体に起きうるあらゆるストレスに効果が期待できます。
これらの機器を使用することでストレスのたまりにくい身体づくり、予防も可能となります。
更に必要に応じてスポーツストレッチ、運動療法、トレーニングなど機能改善の施術も行っております。
日頃のメンテナンスとしてもご利用ください。
症状によって来院回数、期間は異なりますので、お気軽にお問い合わせ下さいね。
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