かま足のなおし方
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
本日は、よくご相談いただく「かま足」についてお話させていただきたいと思います。
「かま足」とはその名の通り見た目が鎌に似ていることからこう呼ばれています。
「バナナ足」と表現されることもあります。
バレエダンサーにとって、美しい足先は命ですよね。
足先が美しいダンサーは、それだけで引き込まれるような説得力があります。
それは生まれもった甲の高さだけでなく、使い方の部分が大きいように思います。
逆に、せっかく上体が綺麗であったり、テクニックが強くても、足先が汚いともったいないです!
とくに、足先で多いお悩みは、「伸びない」「甲が出ない」、そして「かま足」ではないでしょうか。
先生に、「かま足にならないで!」「アラベスクの足先がかま足になってる!」などと注意を受けたことのある人も多いと思います。
また、ルティレ(パッセ)の足がどうしてもかま足になってしまうという人もいます。
かま足というのは、ただ甲が伸びないというだけでなく、アンデオール ができていないという印象を与えてしまいます。
プロのダンサーを見ても、足の甲の高さの違いはあれど、かま足という人はいません。
なぜなら、プロのダンサーはみなさん自分の最大のアンデオールができていて、きちんとしたアンデオールができていれば、かま足にはなり得ないからです。
「アンデオールが完璧なのに足先だけかま足です」という方は、ほとんどいないのではないでしょうか?
なぜかま足になるの?
みなさんかま足を直そうとして、足先の方向だけを意識してみたり、ストレッチをしてみたりした経験があると思います。
しかし、かま足はそんなに簡単に美しい足先へと変身してくれる優しいものではありません。
原因① 骨盤が前傾している
かま足の原因は人によってさまざまですが、一番大きな原因は骨盤にある人が多い印象です。
骨盤が前傾している状態というのは、おしりが浮いて引けてしまっている状態です。
そうなると、おしりから足先まで螺旋状に内向きのエネルギーが働いてしまいます。
最終的には、小指側から親指に巻き込んで土踏まずが落ちた状態になってしまいます。
つまり、骨盤が前傾しておしりが引けた状態でいくら足先だけを外に向けようとしてもなかなかうまくいかないのです。
見かけやポジションだけ外を向けていても、エネルギーの方向が内巻きになっているため、動きとしてはかま足の方向に使ってしまうです。なんとなくイメージできるのではないでしょうか?
人によっては片足だけかま足になってしまうという人がいるかもしれません。
もしかしたら、身体の使い方の癖で片方の骨盤がもう片方に比べて前傾しているという可能性もあります。
小指をしっかり開いて使う、小指からアンデオール するというのを聞いたことがある人もいるかもしれませんが、いくら足先のトレーニングをしても、骨盤という根本が閉じて閉まっていると、やはり制限がかかり、最大限のアンデオールは厳しいでしょう。
原因② 足首のかたさ
かま足のもうひとつの原因は、足首の柔軟性不足です。
足首が硬いにも関わらず必要以上の力で伸ばしてしまうと、かま足になってしまいます。
身体の構造上、何も考えずに足先を伸ばすとかま足の方向に伸びてしまうようになっています。
そのため、かま足というのは、解剖学的に見ればなにも不思議なことではありません。
しかし、バレエではかま足はタブー…。
バレエの美しい足先を作るには、やはりストレッチとトレーニング、そしてアライメントの修正というのが必要となってきます。
なぜかま足がいけないの?
まず見た目がよくないからというのはもちろんでしょう。
しかし、かま足のいけないところは見た目だけではありません。
かま足の状態=アンデオールをできていない状態で踊ることで、様々な筋肉を代償して使うため身体が捻れてしまいます。
外側に重心があるため、そのままレッスンを続けるとO脚になってしまう可能性もあります。
また、かま足のままトゥシューズを履いてしまうと足首が不安定になり捻挫のリスクが上がります…。
かま足を直すにはどうしたらいい?
① 筋肉をリリースする
まずは関節や筋の癒着を取り、動きやすい状態にする必要があります。
かま足がちな人がよく使ってしまう筋肉に、前脛骨筋という筋肉があります。スネの筋肉です。
この筋肉は、フレックス しながらかま足をすると使われる筋肉です。
つまり、この筋肉が過度に使われてしまうと、常に小指に乗った状態になってしまうということです。
普段かま足に力が入りやすいなという方は、この筋肉をほぐしてあげると良いです。
その他にも、後脛骨筋、長母趾屈筋、長指屈筋をストレッチするのも効果的です。
これらの筋肉がかたくなると、使いたくなくてもかま足の方向に足先を使ってしまいます。
② 骨盤から動かす
骨盤をしっかり立てて、おしりが引けない状態でポジションを取る意識をしましょう。
骨盤が引けるのも良くないですが、その際タックイン(骨盤後傾)になっていないかも注意しましょう。
骨盤の前の出っ張りと恥骨が同じラインにくるよう意識すると良いと思います。
下腹部に力が入る感覚も大切です。
骨盤を意識し、アライメントを整えることで脚全体を外回しにする意識がしやすくなります!
③ 足首のアライメントを整える
アライメントとは骨の配列を意味します。
使い方の癖によって、関節がズレてしまっていることがあります。
「体重が乗っていない感覚がある…」という場合も関節のかみ合わせが良くないケースは多いです!
ズレた状態でいくら伸ばし方を意識したり、トレーニングをしたりしても、効果が感じられにくいです。
足関節は多くの関節から構成されおり、日々体重を支えているため、知らず知らずの間に癖によってズレていることがあります。
足関節の歪みを整えると足が伸ばしやすくなったというのはよくある話です。
まずは専門家に相談しましょう
当院では上記で解説している①~③の問題に対して独自の方法で施術します。
①筋肉をリリースする
硬くなった筋肉や関節の癒着はいきなり手で緩めようとしたり、強引にストレッチすると痛めるリスクがあり危険です。
当院では筋肉の弛緩作用が強いマイオパルスを使用し、表層から深層まで筋肉をやさしく緩めます。
必要に応じて徒手やストレッチも取り入れながら、動きを取り戻します。
②骨盤から動かす
かま足の原因である筋肉の過度な緊張は足の力みによって生まれます。
当院で行うバレエ整体では、専用の特殊な器具を用いて骨盤周囲の筋肉を使う練習をし、足に負担のかからない体の使い方を習得します。
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ご自宅でも行える簡単なエクササイズも伝えさせていただきます◎
③足首のアライメントを整える
足を構成している7個の骨は(足根骨)は、それぞれ筋肉が付着します。
ふくらはぎやスネの筋肉が過緊張すると足首のアライメントが崩れるため、当院では微弱電流と徒手での調整で足関節のズレを整えます。
バレエ整体では骨盤だけではなく、足指の理想的な使い方も伝えさせていただくので、症状の左右差や筋力差が気になる方にもご好評です◎
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全院、微弱電流機器「アキュスコープ」「マイオパルス」ハイトーン機器「ハイチャージ」を完備。
微弱電流機器は我々が触診では確認できない体内の電気信号を機器自体が読み取り、正しい電気信号に書き換えることで身体本来の治癒力を引き出すことが出来ます。
ハイトーン機器は我々が活動するためのエネルギーを生成している「ミトコンドリア」を活性することで、内臓疲労・筋肉疲労・冷えなどを含めた体に起きうるあらゆるストレスに効果が期待できます。
これらの機器を使用することでストレスのたまりにくい身体づくり、予防も可能となります。
更に必要に応じてスポーツストレッチ、運動療法、トレーニングなど機能改善の施術も行っております。
日頃のメンテナンスとしてもご利用ください。
症状によって来院回数、期間は異なりますので、お気軽にお問い合わせ下さいね。
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