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・起き上がり時に股関節の前か横が痛い
・立ち上がり時に股関節の前か横が痛い
・歩き始めの時に股関節の前か横が痛い
・安静にしていても痛む
・股関節からボキボキと音がする
・左右の足の長さが違う
・正座をすることが難しい
脚の付け根が痛い、違和感がある、脚を動かせる範囲が減ったなど、中高年の女性が抱える股関節の悩みの90%以上が、股関節が変形する「変形性股関節症」が原因です。そして、残りの5%程度が「大腿骨頭壊死症」という、大腿骨頭の一部が血流の低下によって壊死を起こす病気です。変形性股関節症という言葉は多くの人が聞いたことがあるのではないでしょうか?
変形性股関節症とは
人工関節ドットコム引用
股関節は寛骨臼と大腿骨頭よりなる球関節(関節部分が球形(股関節の他に肩関節))であり、荷重関節(体重などがかかる関節(他に膝関節など))です。大腿骨頭は半球を上回る球形で、寛骨臼は深く大腿骨頭を収納するように形成され、大腿骨頭が容易に脱臼できない仕組みになっています。
変形性股関節症とは関節軟骨の変性・磨耗によって、周辺の骨の変形・破壊や関節滑膜の炎症が起き、痛みや運動障害から日常生活動作の障害をきたす股関節疾患です。
変形性股関節症は明らかな先行する基礎疾患を有さない一次性股関節症と、先天性股関節脱臼や形成不全、あるいは外傷や炎症の結果起こる二次性股関節症の二つに分類されます。
日本では発育性股関節形成不全や臼蓋形成不全などに続発する二次性のものが多く、一次性股関節症とされてきたものの中には軽微な形態異常(大腿骨寛骨臼インピンジメント)に由来するものがあると考えられています。骨形態異常以外の危険因子として重量物作業が挙げらすます。
国内における発症年齢の平均は40~50歳で、有病率は1.0~2.4%とされています。
関節軟骨とは・・・
関節ライフホームページ引用
関節軟骨は骨の端を覆い、荷重に抗することと滑らかな関節運動を担っています。関節軟骨は成長軟骨と同様に、軟骨細胞が細胞外マトリックスに散在する構造をとっています。
軟骨細胞が細胞外マトリックスを産生・維持し、細胞外マトリックスの物質特性が軟骨のメカニカルな機能を担っています。
軟骨細胞外マトリックスは主にII型コラーゲン分子が会合してできる軟骨コラーゲン細繊維が3次元的にネットワークを構成し、その間隙をプロテオグリカンが充填しています。
→この構造が軟骨組織に抗張力と抗圧縮力を付与しています。
このような構造を持つ軟骨は「硝子軟骨」と呼ばれています。硝子軟骨は無血管組織であるために、治癒能力に乏しいのです。
損傷を受けると、元の硝子軟骨ではなく、瘢痕組織を含む繊維軟骨が形成されます。この繊維軟骨は硝子軟骨に比べ機能的に劣り、やがて失われ末期の変形性関節症となってしまいます。
関節軟骨自体には、血管・リンパ管・神経は存在せず、ヒアルロン酸と糖タンパクを豊富に含む滑液によって栄養されています。関節軟骨組織自体には組織修復機能は存在しません。
原因
一次性股関節症
股関節の形状に異常はなく、加齢や体重の過剰な負荷により起こるタイプです。
欧米の男性に多いのが特徴です。
・加齢
・激しいスポーツ
・重量物を持ち上げる負担の大きな職業
・過度の肥満
・遺伝
二次性股関節症
もともと変形性股関節症を起こしやすい原因があるタイプです。
日本人の女性に多いのが特徴です。
・臼蓋形成不全
臼蓋は、股関節でボール状の大腿骨の骨頭を屋根のように収めている部分のことです。臼蓋形成不全の股関節はこの屋根が浅く、狭い状態のため、荷重を分散することができずに部分的に負荷がかかり、その状態が続くとその部分の軟骨がすり減ってきます。臼蓋形成不全の方は、体重を支えるのに力学的に不利な状態にあるので、放っておくと変形性股関節症になりやすいです。
・発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)
発育性股関節形成不全は、赤ちゃんの股関節が脱臼していたり、さまざまな程度に不安定になっている状態を指します。程度の差のあるものをすべて含んだ病名なので、完全に脱臼している場合の呼び方として発育性股関節形成不全(完全脱臼)などと付記することもあります。
赤ちゃんの股関節がはじめから脱臼していることはごく稀で、股関節が脱臼してしまう要因として生後0から3ヵ月頃の新生児期での抱き方、寝かせているときに股関節を伸ばしていることなどが考えられています。
・FAI
FAIとは、股関節の臼蓋側と大腿骨側の衝突、骨と骨のぶつかりを意味します。 大腿骨頭の頚部のくびれが小さかったり、臼蓋の骨のでっぱりがあったり、軽度な骨形態の異常が原因で、運動時に骨同士の衝突を起こし、股関節唇損傷を生じることがあります。股関節唇損傷とは、スポーツなどによる股関節の使い過ぎや骨盤の形態異常により、股関節痛が生じる病気です。15年ほど前にスイスの先生たちによって提唱され、診断技術の向上により我が国においても原因の分からなかった股関節痛が診断できるようになりました。この病気は近年になって増えた訳ではないのですが、治療技術が進歩し、有名人では松本人志さんやレディガガさんをはじめ、さまざまなスポーツ選手も手術を受けています。
症状
関節の痛み・関節の動かしづらさ・両足の長さの違い、それに伴う歩きにくさが代表的な症状になります。
関節の軟骨がすり減り、関節の隙間がわずかに狭くなる初期では、起き上がったときや立ったとき、歩き始めたときなどに、足の付け根に何となく違和感がある程度で、おしり、太もも、ひざに痛みやこわばりがある場合もあります。
関節の軟骨の摩耗と変性が進行するにつれて痛みが増し、安静にしていても常に痛んだり、夜寝ていても痛みが続いたりすることがあります。その状態になると、やがて長い時間歩くことと立っていることがつらくなり、階段の上り下りに手すりが欠かせなくなるほか、足の爪切りや靴下を履くこと、正座をすることも難しくなるため、日常生活に支障を来たすことが多いです。
やまぐち整骨院東大阪院・やまぐち整骨院上本町院・DTSスポーツ整骨院南森町院では、変形性股関節症の施術に関して独自の特殊な方法を用いて施術を行なっています。
微弱電流機器「アキュスコープ」「マイオパルス」ハイトーン機器「ハイチャージ」を用いて施術を行います。
微弱電流機器は我々が触診では確認できない体内の電気信号を機器自体が読み取り、正しい電気信号に書き換えることで身体本来の治癒力を引き出すことが出来ます。
即効性のある施術が可能となっております。
ハイトーン機器は我々が活動するためのエネルギーを生成している「ミトコンドリア」を活性することで、内臓疲労・筋肉疲労・冷えなどを含めた体に起きうるあらゆるストレスに効果が期待できます。
これらの機器を使用することでストレスのたまりにくい身体づくり、予防も可能となります。
更に必要に応じて運動療法、トレーニングなど機能改善の施術も行っております。
日頃のメンテナンスとしてもご利用いただけます。
症状によって来院回数、期間は異なりますので、いつでもお問い合わせ下さい。