1 2
・朝起きて首を動かす痛くて動かせない
・首や背中が痛い
・首や背中につっぱり感がある
・急に首を動かしたら首が痛くなった
・デスクワークをしていると首や背中が痛くなる
・夕方になると首や背中に痛みが出る
寝違えとは、ソファやクッションの上でうたた寝をしたり、時には電車で座った状態で寝てしまったなど不自然な体勢で寝てしまい起床後に首や肩周辺に違和感や痛みが出ることを言います。
痛みの種類は様々、動かすたびに「ズキッ」という鋭い痛みもあれば首周りが重だるく「ズーン」とした鈍い痛みを感じることもあります。寝違えは時に首を動かさず安静にしていても痛みを引き起こすこともあり日常生活にも支障をきたすことがあります。
一般的に「寝違え」は日にち薬で時間が経てば痛みが軽減していき、最終的には自然に治る症状だと認識されております。
しかし実際にこの痛みはどこから引き起こされているのかがはっきりしていない以上、放置しておいても良いとは断定することはできません。
「寝違え」によって首に痛みが発生している時、首がどうなっている状態かご存知でしょうか?よく考えると実は知らないことが多い症状の一つでもあります。
「実際に何が起きているのか?」「本当に痛みが引くまで我慢していて大丈夫?」「寝ている間に発症するため予防はできないのか?」などを含めて説明させて頂きます。
寝違えはやはり名前の通りに寝ている間に発生し、起床後首を動かした時にすでに痛くなっていることが多い症状です。寝違えという症状の多くは、痛くなっている部位・筋肉の軽度の「肉離れ」を起こしている状態となります。
「肉離れ」と聞くとスポーツ中や運動会で運動不足のお父さんが徒競走でなるような何か運動中・動作中に起きる怪我だと一般的に認識されていうことが多いです。
しかし肉離れを引き起こす原因は実際に動いていなくても環境の変化によるものも存在します。
・夏場、窓からの風や扇風機の風が首元にあたり続けている
・冬場、暖房の風が首元にあたり続けている
・枕の硬さ、高さが合わず寝返りの回数が減る
・就寝ぎりぎりまでゲーム、スマートフォンを見続けている
などが原因として考えられます。
これらは「身体全体が冷えてしまう」「首周りの血行不良を引き起こす」「首周りの筋肉に緊張が持続的に発生している」というあらゆるストレスがかかってきます。
夏場・冬場ともに気温が極端に低いもしくは高い日はエアコンや扇風機などを使用することがあると思います。
この時身体に直接、風が当たると気持ちよく眠りに入りやすい為ついつい風向を自分に向けてしまいがちになります。
ここで問題なのが風を直接浴びてしまうことです。
人間は自分の体温調整を他の動物のように毛の生え変わりで調整出来ないため、発汗作用で調整します。
その為、冬でも夏でも寝ているときは「寝汗」をかきます。寝汗をかいたときに衣服が濡れ、皮膚の表面上についた汗が身体にあたる「風」により常に乾燥している状態になります。
皆さんも一度は雨に濡れた服、運動後の汗で濡れた服の状態で乾き始めたときに寒気を感じた経験をしたことはないでしょうか。
その状態が寝ているときに起きていると身体は活動していないため、身体が冷える一方で筋肉が硬くなり、朝起きた時に寝違えを起こすリスクが上がります。
「予防」
対策としては寝室とエアコンをつける部屋を別にし、風が当たらないようにするのなどの配慮が予防になります。
就寝直前に服を着替えておくことで、活動中にかいた汗により寝始めから身体が冷えてくることがなくなるのでオススメです。
就寝中、自分の意識していなくても人間は「寝返り」という行動を起こします。
そもそもなぜ寝返りをするのか?この答えが血行不良とつながります。
人の身体の血流の巡りというのは心臓から全身にそしてまた心臓に帰ってきます。全身に血液を送るときは心臓のポンプ作用が働き、筋肉を動かすことでポンプの役割となり心臓に帰ってきます。
寝ているときは、心臓の働きも起きているときより少なく、血液を送る血圧も下がります。
もし仮に、寝返りをせずにそのまま6,7時間以上同じ体勢で寝た場合、心臓も筋肉も活動が少なく、血流が悪くなります。
その為、首だけではなくあらゆる箇所で血行不全が起き、筋肉に十分なエネルギーが供給されず硬くなり、こちらもやはり朝起きた時に寝違えを起こすリスクが上がります。
寝返りが減る原因の一つが使用している「枕」があげられます。
枕も近年では素材もよく種類も豊富ですが、やはり消耗品の一つでもあります。
寝汗をかき水分を吸収すれば、当然硬さや高さも微妙に変化していきます。この変化に気づかず使い続けてしまった結果、寝返りの回数が減ることで痛めてしまうこともあります。
「予防」
朝起きた時に首に違和感があれば早めに枕の交換をすると予防になります。
枕を購入時に交換時期の目安を聞いておくと劣化に気づかなくても早めに交換することができます。
就寝前の持続的な首の緊張は若い方にも多く、小学生低学年の学生にも起きる原因の一つです。
アキュスコープによる首の治療風景
寝違えは軽度の肉離れであると解説しました。
頸椎(首の骨)を守るために反射的に筋肉を硬くしている状態です。
そのため、痛みや炎症は「それ以上首を動かすと危ない」というサインでもあります。
無理やり筋肉を柔らかくして首が動くようにしてもまたすぐに痛みが戻ることも多いため危険…。
当院では痛みのコントロールに優れているアキュスコープと筋肉の修復作用の高いマイオパルスを駆使し寝違えを安全に治療することが可能です!
損傷している板状筋や胸鎖乳突筋という筋肉を修復し血液循環を整え、過剰に出ている痛みの信号をアキュスコープで抑制することで早期回復が可能に◎
症状によって来院回数、期間は異なりますのでいつでもお気軽にお問い合わせ下さい。