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・ランニングである程度の距離を走ると少しずつ膝の外側に痛みがでる
・山登りなど坂道を歩いていると膝の外側に痛みがでる
・スポーツをしていると痛くなるが、休むと痛みがおさまる
・椅子から立ち上がるときや階段から降りるときに体重がかかると膝の外側が痛い
・膝の外側を抑えると痛みがある
・長時間の運動が痛みで出来ないため、思うようにスポーツの練習が出来ない
ランナー膝は主にスポーツの練習や競技で行われるランニングにより発症しやすいスポーツ障害の一つです。
駅伝やマラソンなど長距離のランナーに発症しやすいことから「ランナー膝」と呼ばれています。
ランナー膝の正式名称は「腸脛靭帯炎」と言います。
ランニングの繰り返しが太ももの外側に存在する「腸脛靭帯」にストレスがかかり続けることにより炎症・損傷を引き起こし発症します。
ランナー膝は一度の大きな力で痛めることはなくストレスの連続によるオーバーユースで発症することがほとんどです。
初期症状では運動時にお尻から太ももの外側全体にだるさや張り感が出てきます。そこから症状が進行すると運動中、運動後に膝関節の外側にある「大腿骨外側上顆」という少し骨が出っ張っている辺りに痛みが出だします。
痛みが出始めのころは安静にしていると痛みが消えます、しかし更に症状が深刻化していくと、日常生活において「歩く・階段の昇り降り・椅子から立ち上がる時」など力を入れるだけで痛みが現れるようになります。
最終的には膝の外側が腫れあがり、動いていない時でもズキズキ疼く痛みが現れ、競技の長期的な離脱に繋がることがあります。
特に新入生の練習環境の変化に伴う体への過度の負荷、ランナーの冬の大会に向けて夏から秋にかけての走り込みの時期など練習の強度が上がった時に発症するリスクが上がります。
当然、陸上競技以外の競技でも「ランニング」を基礎練習の一環として取り入れるスポーツが多い為、下半身への負荷の強度が上がる時は注意が必要です。
スポーツ選手以外でも仕事で膝の屈伸運動が多い方や普段運動していない学生が冬の持久走で発症することもあります。
症状が悪化すると長期化することがあり、早期の競技復帰が難しくなります。
まずは現在の膝の状態を把握し適切な施術、セルフケアを行うことが早期競技復帰に繋がります。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の大きな原因となるのは腸脛靭帯と膝関節の外側にある大腿骨外側上顆との摩擦により発症します。
大腿骨外側上顆とは膝の外側にある少し骨が出っ張った部分を指します。腸脛靭帯はこの出っ張っている部分を通り、脛の骨に付着する為、膝の屈伸運動にて骨と擦れて摩擦が生じます。
その摩擦により組織が傷ついたり、炎症が起こることでランナー膝を発症します。しかし、摩擦自体はスポーツをしていなくても歩行時でも起きますが、なぜスポーツ選手に発症しやすいのでしょうか…?
それは腸脛靭帯の構造が関係します。
腸脛靭帯は「大腿筋膜張筋」という筋肉から連続して存在しています。
さらに腸脛靭帯の上部には「大殿筋」というお尻の筋肉が付着しています。
その為、大腿筋膜張筋と大殿筋の緊張やストレスが腸脛靭帯に伝わることで腸脛靭帯の柔軟性の低下を招き大腿骨外側上顆との摩擦が強くなり発症します。
日常生活では強度の高いストレスがかかることがほとんどありませんが、スポーツでは腸脛靭帯以外の筋肉や関節の動作不良で発症するリスクが上がります。
腸脛靭帯の柔軟性が低下する原因としては
・股関節の柔軟性の低下
・大殿筋、大腿筋膜張筋の過緊張
・膝関節の動作不良
・足関節の柔軟性の低下
などが挙げられます。
腸脛靭帯のストレッチやマッサージなどのケアはもちろん筋肉の活動に関係する股関節の柔軟性も重要となる怪我です。
しっかりと膝の痛みや腸脛靭帯の緊張が強くなっている、柔軟性が低下している原因をつきとめ処置していくことが早期復帰に繋がります。
主な症状は、膝の外側やや上部にある大腿骨外果と呼ばれる骨の出っ張る部分に痛みが生じます。基本的には痛みが出ている部分に摩擦などのストレスが繰り返されることで生じるので、運動や仕事など膝に負荷をかけたときに痛みを生じます。
当院では、一般の方や交通事故でケガをされた方を含め
・サッカー
・ラグビー
・マラソン
・陸上
・フットサル
・クラシックバレエ
・格闘技
・チアダンス
・チアリーディング
・バレーボール
などスポーツでランナー膝にお悩みの方に多くご来院して頂いております。
大阪市内の多くのランニングコース、例えば大阪城公園や淀川の河川敷は舗装された道路が多く、硬い路面を走ることで膝に大きな負担がかかります。
特に長距離ランナーや頻繁にランニングを行う方は繰り返し膝にストレスがかかるため、より早い処置が必要となります。
やまぐち整骨院のランナー膝治療ではまず、患部である大腿骨外側上顆や腸脛靭帯の修復を促す必要があります。
筋肉や骨の回復力を高めるマイオパルスの持続通電を行うことで早期に修復することが可能です。
痛みの鎮静化や長引くリスクを抑えるためにアキュスコープも使用します。
練習頻度をできる限り落としたくない方や、大会の出場が控えており早期に治す必要のある方はスポーツ早期回復コースで集中治療することで少ない回数での復帰も叶えられます。
またハイチャージ(ハイトーン機器)はエネルギーを生成している「ミトコンドリア」を活性するため、フルマラソンでの持久力の向上や内臓疲労・筋肉疲労・冷えなど体に起きうるあらゆるストレスに効果を発揮します!
必要に応じて運動療法、トレーニングなど機能改善のアドバイスも行っておりますので、ご不明なことはお気軽にご相談ください。
微弱電流治療やハイチャージ、スポーツストレッチは日頃のメンテナンスとしてもご利用いただけます。
症状によって来院回数、期間は異なりますので、いつでもお問い合わせ下さい。