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ランナー・ダンサーに多い「腸脛靱帯炎」

こんにちは。

やまぐちスポーツ整骨院です。

 

本日は、ランナー・バレエダンサーに多い「腸脛靱帯炎」について解説していきます。

 

腸脛靱帯炎は、ランナー膝とも呼ばれるランナーに多い障害ですが、バレエダンサーにも多いものです。

 

バレエのときに、あるいはランニングのときに膝の外側が痛むことがありませんか?

膝の関節自体の痛みというより筋が痛い感じがするというのは、「腸脛靱帯」が関係している可能性が高いです。

 

 

腸脛靱帯炎というのは具体的にどういうものか、そしてランナーやバレエダンサーに起こりやすい原因などを詳しく見ていきたいと思います。

 

 

腸脛靱帯炎とは

 

腸脛靱帯炎とは、腸脛靱帯が大腿骨外側上顆(膝上の大腿骨の出っ張っり)と擦れ合うことで炎症が起きる障害です。

 

腸脛靱帯は、大腿筋膜腸筋大臀筋から始まり、大腿外側で合わさります。

そのまま下へ伸びて大腿骨外側上顆を通り、脛の上端部分に停止します。

つまり、途中で膝関節外側を跨ぐことになります。そのため、膝の屈伸によって摩擦を受けやすい靱帯です。

 

腸脛靱帯は、膝が伸びているときには、大腿骨外側上端の前方に位置しますが、膝を曲げていき屈曲角度が30度前後になったときに、後方に移動します。

このことから、膝の屈曲角度が20〜30度のときに、この摩擦ストレスが最大になります。

 

腸脛靱帯は靱帯と呼ばれていますが、大腿筋膜が肥大した線維性組織です。

大腿筋膜張筋と大臀筋の張力が腸脛靱帯を通して、膝の外側に直接伝わります。

 

 

腸脛靱帯炎の症状

ランナーの写真

 

腸脛靱帯炎は、主に膝の外側の痛みです。

 

・プリエやジャンプで膝の外側が痛い

・ランニングで膝の外側が痛い

・運動後に膝の外側が痛い

・膝の外側の2〜3cm上を押すと痛い

・階段の上り下りで膝の外側が痛い

 

膝の屈伸が入る動作によって痛みが生じやすくなります。

 

 

ランナー・ダンサーが腸脛靱帯炎になる原因

①ターンアウト不足

腸脛靱帯炎は、大腿筋膜張筋が大きく関与します。

大腿筋膜張筋が過剰に使われ、常に張って状態が続くことで、膝の外側のストレスが大きくなります。

 

大腿筋膜張筋が過剰に働く原因として、股関節のコントロール不足が考えられます。

 

・深層外旋六筋が使えていない

・臀部を固めすぎている

・骨盤が前傾・後傾している

 

という状態でターンアウトをしても、股関節がうまく機能しません。

その代償が「大腿筋膜張筋を過剰に使う」ということに繋がります。

 

 

②ニーイン

ニーインとは、膝が内側に入ることです。

ニーインでは、股関節が内旋し、膝の外側の骨(大腿骨外側上顆)が前に出ます。

このとき、腸脛靱帯は外側で強く引き伸ばされることになります。

膝が内に入れば入るほど、摩擦でのストレスが高まります。

 

バレエでは、「プリエから始まりプリエで終わる」といっていいほどプリエが大切です。

動作の度に繰り返されるプリエですが、プリエの際に膝が内側に入っていると、ストレスが大きい状態で摩擦を繰り返すことになります。

 

その結果、膝の外側が痛いといった症状が生じることになります。

 

ランナーにおいても、ニーインは腸脛靱帯炎の大きな原因となります。

ランナーは、ほんのわずかなニーインであっても、同じ動作の反復片脚支持の連続のため、何千回というストレスが腸脛靱帯にかかります。

また、温まると痛みが一時的に楽になることがあるため、悪化させてしまうこともあります。

ランナーの場合、着地の瞬間に中臀筋が働くことが重要です。

 

 

③片脚のときに大腿筋膜張筋に頼りすぎている

大腿筋膜張筋は、安定性において必要な筋肉ですが、支持するための筋肉ではありません。

しかし、中臀筋や弱い深層外旋六筋が抜ける内転筋が働いてないなどの状態であると、大腿筋膜張筋が主な支え役として働くことをなり、大腿筋膜張筋の張力が高まります。

 

重心が外側に流れているときにも、腸脛靱帯かかる力は大きくなります。

内転筋がうまく働いていないと、片脚になったときに骨盤が外側に過剰に流れ、外側重心になります。

母趾球が押せていない場合も、小指側に重心が流れやすくなるため、外側重心になりやすくなります。

 

 

腸脛靱帯炎の対策

①周辺筋肉の調整

 

腸脛靱帯炎を起こしている際に、腸脛靱帯を緩めることは必要ですが、過度にほぐしすぎてしまうことは危険です。返って悪化させてしまうことにもなります。

なぜかというと、緩めることで一時的に突っ張り感が減り楽になりますが、その状態でいつも通り動いてしまうと、弱くなった大腿筋膜張筋が身体を支えられなくなります。

しかし、他にエラーがある以上大腿筋膜張筋がどうにかして頑張ることになります。

その結果、大腿筋膜張筋に更なるストレスがかかってしまうことになります。

 

大腿筋膜張筋の負担を減らすには、単に緩めるだけでなく、働くべき筋肉を働かせる必要があるます。

使いすぎて強くなりすぎている筋肉をリリースやストレッチしたあとには、弱い筋肉のトレーニングをセットで行うことが大切です。

 

大腿筋膜張筋の負担減らすには中臀筋内転筋深層外旋六筋の強化は必須です。

 

 

②つま先を開くのを一時的に制限する

ターンアウトの写真

 

股関節だけで180度ターンアウトすることは無理なので、正確なターンアウトでも膝下・つま先は使って開くことになりますが、腸脛靱帯炎が発症しているということは、ターンアウトを見直す必要があります。

 

そこで、股関節からのターンアウトを感じるために、つま先を開く角度を少し狭めてみましょう。

無理のない角度でプリエなどの動きを行うことで、股関節を正しく使う身体の再教育をします。

過度な捻れを減らすことで、腸脛靱帯にかかる負荷が減ります。

また、使うべき筋肉も意識しやすくなります。

 

そして、その角度で正しい使い方を覚えてきたら、少しずつつま先の角度を広げていきましょう。

 

 

③接地の見直し

ランナーにおいては、接地が重要なポイントになります。

オーバースライドを避け、身体の真下で接地できるよう心がけましょう。

腰から足首が一直線で接地することで、大腿骨が内旋し、膝が内に入ることを防止します。

 

また、膝は少し曲げたまま接地することも大切です。

膝が伸びた状態での接地は、腸脛靱帯を過度に使うことになり、腸脛靱帯炎になりやすくなります。

 

また、ドタドタというが大きいというのは、外側に重心が逃げているということになります。

 

 

まとめ

腸脛靱帯炎は、大腿筋膜張筋との関係が大きくなります。

根本的な解決ためには、フォームを見直すことが重要です。

 

そのためには、まずは使いすぎている筋肉と、その原因を探すことが第一段階になります。

 

当院では、ランナー・バレエダンサーの方への施術をそれぞれに合った形でご提供しております。

お困りごとなどございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

 

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