ダンサーに多い怪我
こんにちは。
やまぐち整骨院です。
ダンサーにとって、怪我は避けて通れない問題です。
バレエ、コンテンポラリー、ジャズ、ヒップホップ、タップ、社交ダンスなど、ジャンルを問わず多くのダンサーが身体を酷使することによるトラブルを抱えています。
身体の使い方はジャンルによって違うものの、痛みを抱えながら踊っているダンサーも多くいます。
本日は、ダンサーに多い怪我の種類と、その予防と対策についてご紹介します。
ダンサーに多い怪我の種類
①足関節捻挫
ダンス中にバランスを崩して足を捻ることで、靭帯が損傷してしまう怪我です。
バレエではトゥシューズを履いてる際や、ジャンプの着地時に起こりやすい怪我です。
ジャズやヒップホップでは、ターンの際にバランスを崩すなどして起こりえます。
社交ダンスでは、ヒールを履くため、特に初心者には気をつけていただきたい部分であります。
予防するには
まず、練習前に足首周りのウォームアップを行いましょう。
足関節が固まった状態では、コントロールがうまくできません。
そして、可動域を十分に出したあとには、軽いトレーニングを入れてから練習に入ることをおすすめします。
可動域を出すだけでは、安定性に欠けてしまうため、ほんの数分でもよいので足首や足裏の筋肉にスイッチをいれてあげましょう。
また、自分に合ったシューズを履くことも大切です。
サイズや履き心地など、シューズはパフォーマンスに影響することが多いため、必要であれば買い替えるなどして、日常的に合っているかどうか意識しましょう。
②腰痛
腰痛を抱えるダンサーは非常に多いです。
これはすべてのジャンルのダンサーにとって、慢性的な問題でもあります。
飛んだり捻ったりすることの多いダンスでは、背骨にかかる衝撃も大きいものです。
社交ダンスでは背屈運動が多く、うまくコントロールできなければ、腰にかかるストレスはかなりのものになります。
ヒップホップでは、腰を落としてリズムを取るため、やはり負担がかかります。
バレエにおいては、ターンアウトでポジションをとるときにタックインになっていたり、アラベスクを腰で上げてしまっていると、腰痛を引き起こしてしまいます。
また、疲労が溜まることでぎっくり腰を起こしてしまうダンサーもいます。
さらに、そういった痛みを放っておくと、椎間板ヘルニアに進行してしまう可能性もあります。
予防するには
体幹など、コアの安定性を高めることが大切です。
背骨は身体の中心を通っているため、体幹がブレることで背骨に負荷がかかってしまいます。
また、胸椎の回旋や伸展が十分でない場合も、腰に負担がかかります。胸椎の硬さを、腰で代償してしまうためです。
踊っている際気をつけていても、腰はどうしても疲労が溜まりやすい部分でもあります。
ですので、練習後にはストレッチを取り入れてクールダウンを行いましょう。
クールダウンを行うか行わないかによって、疲労の蓄積が変わってきます。
③膝の怪我(ジャンパー膝・半月板損傷など)
膝の怪我は、ジャンプやスライドなど、膝に負担が多い動作を繰り返すことで、徐々に痛みが強くなっていく場合が多いです。
半月板は、大腿骨と脛骨の間にある軟部組織で、膝関節を安定させたり、衝撃を和らげるクッションのような役割を担っています。
また、膝には多くの靭帯が付着しています。
これらの軟部組織や靭帯が、過度なストレスによって損傷すると、膝の痛みとなって現れます。
予防するには
膝の痛みには、半月板の問題であるものや、靭帯や筋肉に問題があるものなど、原因は様々です。
骨格的に、反張膝の方は特に注意が必要です。
このタイプのダンサーは、筋肉や関節の柔軟性が高いというメリットもありますが、その分不安定さも持ち合わせています。
膝のお皿が動きやすいため、それをカバーできる筋肉が必要となります。
また、逆に膝が固まってしまっている場合も危険です。膝は通常上下に少し動きますが、ほとんど動かず膝が固まってしまっている人がいます。
膝が動かないと、膝周りの筋肉を固めて膝を守ろうとしてしまいます。
チアダンスやフィギアスケートでは、膝が固まりやすい動きが多いため、注意が必要です。
緩いタイプも固いタイプも、どちらも膝周りのケアは大切です。
緩いタイプでは、大腿四頭筋のトレーニングを入れるなど、太ももの筋肉を強化することで安定性が増すでしょう。
④肉離れ
肉離れは、軽度から重度まで、練習中に起こりやすい怪我のひとつです。
急にブレーキをかける振付けなどで、瞬発的に筋肉が引き伸ばされるような力が加わったとき、筋肉や筋膜が部分的に断裂してしまう怪我です。
ハムストリングス、ふくらはぎ、大腿直筋などが起こりやすい部分です。
ブチっといった音が聞こえる場合もあり激痛が走ります。また、通常内出血を伴います。
予防するには
肉離れは、疲労が溜まっているときによく起こる怪我です。
疲労が溜まると、筋肉は柔軟性が失われて固くなってしまいます。
そんな状態の中、急なストレスがかかることで筋断裂してしまうのです。
また、ウォームアップ不足が原因になることもあるため、いきなり激しい動きをするのは危険です。
また、寒い時期など、筋肉が冷えているときも注意が必要です。練習前には、ウォームアップを心がけて、練習後には疲労を溜めないようクールダウンを行うことで、怪我のリスクを軽減できます。
すべてのダンサーの方へ
ダンサーにとって最も大切なのは、怪我を未然に防ぐことです。
怪我の予防と適切なケアはキャリアを左右する大切な要素です。日頃からコンディショニングを意識し、適切なトレーニングとケアを心がけましょう。
怪我をしてしまったときは、早めに適切な対応をすることで、回復を早めることが可能です。
骨格の歪みや筋肉のバランスを整える施術を受けることで、再発防止にもつながるので、不調を感じる前に、定期的なケアをおすすめします。
当院では、ダンスで起こりうるさまざまな怪我に対応しております。試合やコンクール、舞台に間に合わせたいなどのご要望にも答えられるようサポートいたします。
当院は、大阪市の谷町四丁目駅と東大阪市の弥刀駅に2院ございます。
どちらも駅から徒歩1分です。
急な怪我にもご対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
ダンス整体ならやまぐち整骨院グループへ
・やまぐちスポーツ整体院：谷町四丁目駅４番出口徒歩１分（谷町四丁目院同じビルの4階）
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