ダンサーに多い腰痛
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
今回はダンサーに多いお悩みのひとつである「腰痛」についてのお話です。
まず、ダンスと一言に言っても、日本舞踊のようなものからクラッシックバレエやヒップホップ、ジャズダンス、チア、フラ、フラメンコなど様々な種類のものがあります。
そして、これらに共通していえることは、どれもみなスポーツと同じくらい身体を使い、酷使するというこよです。
それぞれもちろん身体の使い方に特徴はありますが、身体を酷使するという点では変わりありません。
そのため、慢性的な腰痛に悩まされているというダンサーの方は多いです。
筋・筋膜性腰痛
もしかしてヘルニアや腰椎分離症なのかもしれないと思いレントゲンを撮ったけれど、原因がわからないと言われた人は多くいらっしゃるかもしれません。
実際、腰痛はレントゲンでは原因がわからないことが多くあります。
そして、骨や関節に異常がない腰痛のほとんどは「筋・筋膜性腰痛」に分類されます。
筋・筋膜性腰痛は急性と慢性があり、たとえばギックリ腰などピキッとなったという感覚がある場合などは急性です。
慢性の筋・筋膜性腰痛は、筋肉や筋膜への持続的なストレスが蓄積され発症する腰痛です。
また、急性の時に適切なケアをしなかったり無理をした場合、急性から慢性になることもあります。
ダンサーの方の場合、ピキッとなったときに痛くてもそのまま踊り続けたりリハーサルを続けてしまうケースも少なくありません。
つまり、筋・筋膜性腰痛は、腰にストレスがかかり続けている状態なのです。
なぜ腰にストレスがかかるのか?
腰痛の原因は多くありますが、腰以外に原因がある場合が多く見受けられます。
原因①股関節や背骨の動きが悪い
腰痛の根本的な原因として、股関節や背骨の動きが悪いということがあります。
股関節や背骨で動きが悪い部分がある場合、その代償を腰で行ってしまいます。
背骨の中でも、腰痛は胸椎に比べて動きが出やすい部分です。胸椎の硬さを腰で代償していしまうと、腰痛に繋がります。
また股関節の動きが悪い場合も、腰でカバーしてしまい、腰に負担がかかります。
このような場合、股関節や背骨の柔軟性や可動域向上のためのエクササイズを取り入れることで改善されるケースがあります。
原因②姿勢不良
たとえば
・普段から反り腰である
・前バランスにより骨盤が前傾している
・反張膝である
・前ももやふくらはぎが張っている
などは腰痛に繋がりやすいです。
もともとの立ち方の癖なのか、あるいは踊ることでついてしまったものなのか、どちらにしても腰痛を改善するには姿勢を見直すことが必要となります。
姿勢に関しては自分では意外と気づいていない部分があったり、自分が動いているイメージと実際にギャップがあるということもあるので、動画で見たりして客観的に見ることも良いかもしれませんね。
原因③筋・筋膜のアンバランス
さきほどお話したように、腰は他の部分の動きの悪さを代償しやすい部分と言えます。
そして、日常的にダンスなどで同じ動きを繰り返すことで腰回りの筋肉や筋膜は徐々に硬くなっていきます。
特徴的な動きを繰り返すことは、使いすぎている部分が硬くなりやすいです。
ちなみに・・・
筋膜とは?
筋膜とは筋肉を包んでいる膜のことをいいます。ウェットスーツのように全身を覆っています。
体は筋膜によってバランスよくテンションが張られることにより支えられていますが、ある個所に負荷が集中して縮んでしまうと、他の個所は引っ張られてテンションが乱れてしまいます。
このように筋膜同士や、筋膜と筋肉の間が萎縮や癒着すると、可動の制限が起こり痛みを生じます。
筋膜のテンションが乱れてしまう原因として、左右差なども上げられます。得意な方の回転やバランスなどばかり行っていると、筋肉や筋膜のアンバランスが生じます。
そしてそれが痛みに繋がってしまうことがあるため、練習するときは、不得意な方も意識的にするとバランスが取れると思います。
普段から左右どちらも練習していると、舞台などで苦手な方が出てきて焦るということもなくなりますよね。
原因④体幹が弱い
通常脚を上げたりして下肢を動かす場合、まずは体幹部分を収縮させ、下肢よりも体幹部分が先行して動きます。
しかしここで体幹が弱い場合、下肢の筋肉が先行することになります。
そうなると、脚、そして骨盤周りの筋肉が過剰に使われることとなり、骨盤や腰椎、股関節の負荷が強くなってしまいます。その結果、怪我や痛みに繋がる可能性があります。
原因⑤腰椎分離症、腰椎分離すべり症
腰痛分離症とは、繰り返される腰椎の伸展や回旋によっておきる関節突起間部の疲労骨折です。
腰椎分離すべり症とは、腰椎分離症がきっかけとなり、椎体が前方へすべって移動し神経を圧迫します。
これはダンスに限らず、他のスポーツでもみられます。また、分離症は、体がまだ柔らかい10代に多くみられます。
このような場合、まずは安静が必要となりますが、早期に適切な治療を行えば治る可能性が高く、一方で進行してしまうと治療がだんだんと難しくなっていきます。
また、腰痛の直接の原因が腰痛分離症ではない場合もあります。筋肉や筋膜に原因があるケースでは、その部分の治療を行うことで痛みが改善されることもあります。
痛みなく踊るために
痛みがある状態というのはストレスです。
病院で原因がわからないとなれば、どうしたらいいのかわからないと悩む方も多くいらっしゃいます。
当院では、それぞれに応じた治療をし、早期回復に努めております。
病院では原因不明と言われた方や慢性腰痛をお持ちの方など、ぜひ一度ご相談ください。
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微弱電流機器は我々が触診では確認できない体内の電気信号を機器自体が読み取り、正しい電気信号に書き換えることで身体本来の治癒力を引き出すことが出来ます。
ハイトーン機器は我々が活動するためのエネルギーを生成している「ミトコンドリア」を活性することで、内臓疲労・筋肉疲労・冷えなどを含めた体に起きうるあらゆるストレスに効果が期待できます。
これらの機器を使用することでストレスのたまりにくい身体づくり、予防も可能となります。
更に必要に応じてスポーツストレッチ、運動療法、トレーニングなど機能改善の施術も行っております。
日頃のメンテナンスとしてもご利用ください。
症状によって来院回数、期間は異なりますので、お気軽にお問い合わせ下さいね。
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