バレエダンサーに多い変形性股関節症
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
今回は、バレエダンサーに多い「変形性股関節症」についてです。
バレエダンサーは、一般の方に比べて股関節の可動域が大きいことが多いです。
バレエは柔軟性や可動域が求められるため、幼少期からの過酷なトレーニングを行います。
その結果、可動域が大きくなります。
過度なトレーニングやストレッチ、また練習の繰り返しにより、股関節の不調を訴える方は少なくありません。
みなさんも、
・股関節が詰まるような感じがする
・ゴリゴリと音がする
・レッスン後に股関節が痛い
・股関節がはまる感じがない
・股関節の動きが悪くなってきた
こういった経験はありませんか?
酷くなってくると、日常的に痛みが出てくる方もいます。
股関節痛といっても原因は多岐に渡りますが、その中でも多い疾患のひとつが「変形性股関節症」です。
この疾患は、股関節の軟骨が摩耗し、関節の痛みや可動域の制限を引き起こすものです。
そして、バレエダンサーはこの変形性股関節のリスクが一般の方に比べて高いとされています。
バレエダンサーが変形性股関節を発症しやすい理由
①過度に股関節を使う動きが多い
バレエではアンデオールをはじめ、脚を高く上げたり、グラン・パ・ド・シャなど脚を大きく広げて飛んだりと、股関節に負担がかかる動きが多いです。
その過度な股関節の使い方によって、関節の軟骨がすり減ったり、関節同士がぶつかり合って損傷しやすくなります。
②生まれつき可動域が大きい
バレエダンサーの中には、生まれつき臼蓋形成不全(股関節の被りが浅い)という方も多いです。
これは可動域が大きいというメリットもありますが、その分変形性股関節症を発症するリスクが高くなります。
若いときには問題ないけれど(むしろ踊りやすかったり)、年齢を重ねるにつれ、症状として出てくるという方もいます。
バレエの特性上、可動域が大きい方が有利な部分があるのは確かであり、結果バレエダンサーになる人には臼蓋形成不全、あるいは臼蓋形成不全ぎみの方人が多いのかもしれません。
(股関節の被りが普通の方が不利だという訳では決してありません。)
③早期の過度なストレッチやトレーニング
幼少期からの過度なストレッチやトレーニングは、関節や軟骨の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
子供の骨はまだ完全には出来上がっておらず、その段階で無理やり可動域を出そうとすることは危険です。
ストレッチの危険性については、こちらの記事でお話しているので、ぜひご覧ください。
予防するには…
このように、バレエダンサーは股関節を駆使するため、変形性股関節症を発症するリスクが高いといえます。
それでは、どのようにして予防すれば良いのでしょうか?
①正しい体の使い方を理解する
まずは自分にとって正しい場所、それは立ち方であったり、脚の開き方であったり様々ですが、それらを理解し身につけることが一番の予防策となります。
人の体はひとりひとり違います。
なのに、「これが正しいと言われているから」といった情報にばかり囚われてしまい、過度なことや自分には相応しくないやり方を続けてしまうのは危険です。
「こうなりたい!」という理想を持つことは、成長にも繋がり良いことですが、まずはきちんとした知識を得ることが大切です。
また、幼少期のトレーニングやレッスンの仕方は重要な意味を持つため、信頼できる指導者のもとバレエができる環境というのも大切です。
②体幹や筋肉を鍛える
怪我をしない体づくりというのは、長く踊る上でとても重要です。
いくら可動域が出せても、それを支える筋力がなければ、怪我に繋がってしまいます。
脚を上げたりしようとしたとき、柔軟性に意識が行きがちですが、柔軟性と同じくらい筋力も必要です。
脚の筋力はもちろんですが、ブレない体幹というのも非常に大事です。
体幹が安定していることによって、関節への負担は軽減させることができます。
また、体をコントロールすることができるため、無理な負担がかからず、怪我をしにくい体になります。
③日常的にケアを行う
これもとても大切なことです。
レッスン前は念入りにストレッチやトレーニングをするけど、終わってからは特に何もしないという人はいるのではないでしょうか。
しかし、このクールダウンをしなければ、体の疲労はどんどん蓄積していきます。
疲労が溜まれば、体は動かしづらくなり、その状態でまた練習を重ねると怪我をしやすくなります。
練習後には、筋肉を緩ませるようなストレッチを取り入れたり、お風呂に入るなど少しの時間でも良いので、意識的に体を休ませるようにしましょう。
すでに痛みがある場合…
すでに痛みがあるということは、何かしらの原因があります。
骨自体に問題が出ているのか、軟部組織なのか、あるいは股関節でない部分が原因なのか。
まずは痛みの原因を探すことが第一です。
そして、もし「変形性股関節症」といわれた場合、保存療法を選ぶのか、手術を選択するかになります。
保存療法を選ぶ場合は股関節にかかる負担をできるだけ減らすため、筋力強化が絶対となります。
周りの筋肉でサポートすることで、股関節の痛みが減る場合もあります。
そして、根本的な体の使い方の見直しも必要となります。
自分の癖や足りない部分など、股関節に負担を与えてしまっている原因をできる限り取り除いていきましょう。
それでも改善が見込めなかった場合、そして手術をしない場合には、注射を打って痛みをコントロールする方法があります。
しかし、これは一時的なものであるため、効果が切れたときにまた痛みが出てきてしまいます。
最後に手術という選択ですが、関節内視鏡や人工股関節という方法になります。
ですが、これは最終手段であり、できる限り手術を回避したいのが普通だと思います。
変形性股関節症は、早期発見と適切な予防、治療により、進行を送らせることが可能です。
痛みや違和感を感じた場合、放っておかず、早めに専門家に相談することをおすすめします。
やまぐちスポーツ整骨院では、変形性股関節症の症状に対しても適切なアプローチをしています。
もし股関節にお悩みがあれば、一度ご相談ください。
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