反張膝のダンサー起こりやすい怪我
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
バレエでは、脚のラインが重要視されることが多いですが、中でも「しなる膝」は美しいとされています。
膝が伸びやすい脚というのは、バレエ的には見た目が美しく、憧れられる脚です。
しかし、同時に、怪我が起きやすい脚でもあります。
このしなる脚は、一般的に「反張膝」といわれます。
反張膝の方は、うまくコントロールできると、舞台上で映える脚の持ち主ですが、気をつけなければいけないことがあります。
特に、成長期にしっかりとした使い方をマスターすることが、ダンサー人生にとって重要となります。
そこで、本日は、「反張膝」で起こりやすい怪我や症状について、詳しく解説していきたいと思います。
反張膝とは

反張膝とは、膝関節が完全伸展位を超えて後方へ反っている状態を指します。
バレエダンサーの場合、
・生まれつき関節可動域が大きい
(そういう人が残りやすい世界でもあります)
・幼少期から「膝を伸ばす」指導を受けている
・膝を緩めることに抵抗感がある
といったことが多く、反張膝が癖や基本姿勢になっていることが少なくありません。
バレエでは、「X脚」と表現されることが多いですが、医学的にいうX脚とは少々異なる部分があります。
医学的にいわれるX脚は、「外反膝」のことです。
外反膝とは、大腿骨に対して、脛骨が外に向いていて、膝関節が内側にくの字に折れ曲がった状態のことをいいます。
立ったときに、足首の間にすき間があき、膝はくっつくというのが特徴です。
一方で、バレエでいうX脚は、立ったときに、膝がまっすぐを超えて伸びる、つまり過伸展にある状態です。
反張膝で起こりやすい症状
①前十字靭帯損傷

膝は、伸びれば伸びるほどいいという考えでバレエをしていると、反張膝の人は簡単に膝を痛めてしまいます。
靱帯には、それぞれ耐えられる力というのがあります。
しかし、最大可動域まで伸ばしきった状態でバレエを踊るということは、靱帯が通常よりも伸ばされた状態で、さらにそこに体重がかかるということです。
これは、靱帯にとって大きなストレスとなります。
前十字靭帯は、大腿骨と膝蓋骨を繋ぐ靱帯で、前後の曲げ伸ばしに関わる靱帯ですが、反張膝では、この前十字靱帯が常に引き伸ばされた状態にあります。
さらに、反張膝の場合、ターンアウトの際に膝を最大限伸ばすと、膝が内側に入りやすいという特徴があります。
つまり、伸ばされながら、内側への捻りのストレスがかかるという状態になります。
このような使い方を日常的に行っていると、ジャンプなどで、ちょっとしたタイミングのずれや、一瞬の重心のコントロール不足などによって、膝が過度に内側に入り、前十字靭帯断裂といったことが起こってしまうのです。
②膝蓋大腿関節痛症候群

膝蓋大腿関節痛症候群は、膝蓋骨と大腿骨の間で起こる痛みの総称ですが、主に膝のお皿の周囲や奥の痛みが特徴です。
反張膝の人が、膝を押し込んでロックした立ち方をしていると、大腿四頭筋が肥大します。
この大腿四頭筋の過緊張によって、膝蓋骨がスムーズに上下できなることで、膝への圧縮ストレスが大きくなります。
また、反張膝の人が、ジャンプのときにも最大限膝を伸ばしきってしまうと、伸ばしきった状態からのプリエ(膝を曲げる)という動作が大きな負担となります。
③半月板損傷・軟骨損傷
半月板とは、大腿骨と脛骨の間にあるC型のクッション(線維軟骨)です。
内側と外側にひとつずつあり、衝撃の吸収や荷重の分散、膝の安定化などの役割があります。
反張膝で膝を過伸展すると、半月板は押し込まれるかたちとなり、異常なストレスがかかります。
押し込まれた状態で荷重をかけ、さらにジャンプや回転などの力を加えていると、半月板が徐々にすり減ってきます。
半月板は、すり減りだけでなく、めくれたり断裂することもあります。
半月板が損傷すると、膝を伸ばすときに引っかかりや違和感を感じることがあります。
また、半月板だけなく軟骨損傷も起こりやすくなります。
膝を過伸展すると、関節の接地面がずれ、同じ場所にストレスがかかりやすくなります。
そして、その繰り返しの摩擦によって、徐々に軟骨がすり減ってしまいます。
半月板損傷→軟骨損傷というケースも多いです。
④腰痛
膝を押し込んで立つと、膝が後ろにいった分、重心を前にしてバランスを取ろうとします。
そうなると、骨盤は前傾して、腰が反りやすくなります。
一方で、反張膝の人は、関節が緩く、筋肉もしなやかなため、引き上げるのが苦手という傾向があります。
身体が柔軟な分、力が弱く、ふにゃふにゃしてしまいがちです。
普段の姿勢でも、腰を落として、重心を膝に引っかけた状態で立つといった姿勢が見受けられます。
この、腰を落とした姿勢というのが、腰椎に負担をかける原因となります。
⑤足首や股関節の痛み
膝が過伸展していると言うことは、本来の骨の配列からずれてしまっているということになります。
膝が伸びやすく伸展していると、トゥシューズで立つときは、甲がかなりしなっていなければならないということになります。
膝が入るにも関わらず、足の甲の可動域が足りなければ、立とうとしても落ちてしまいます。
よりいっそう甲の可動域が求められるということは、そのコントロールが必要になるということです。
コントロールができなければ、その可動域が怪我の原因になってしまうこともあります。
また、反張膝の人が、ターンアウトで最大限膝を伸ばしてしまうと、股関節が内旋に入ってしまいます。
これは、膝下は外に開いているけれど、股関節はターンアウトされていないという状態をつくることになります。
これではプリエのときに、床からの力を感じることができないため、引き上げも難しくなります。
そして、長年その状態を続けることによって、足首や股関節、膝の不調へと繋がります。
まとめ
本日は、反張膝によって起こりやすい怪我について解説しました。
反張膝の人は、美しさやしなやかさといったメリットがある反面、普通の人以上にコントロールが求められる膝でもあります。
次回は、反張膝の人が気をつけるポイントや身体の使い方について詳しく解説したいと思います。
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