指導者に多い慢性腰痛
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
本日は、バレエ指導者の方に多いお悩みについて解説していきたいと思います。
自身も舞台に立ちながら指導しているダンサーの方、あるいは引退して指導に専念している方など、いろいろな指導の仕方があると思いますが、そんな指導者の方に多いお悩みというのがあります。
指導をしていると、自分のケアが疎かになってしまったり、教える立場だからこそ起こる身体のトラブルというものがあります。
多いのが、
・慢性的な腰痛、股関節痛
・下肢のむくみ
・外反母趾痛
・足首や膝の違和感
・片側の痛み
などです。
本日は、その中でもとくに多い「腰痛」について解説していきます。
バレエ指導者に多い腰痛の特徴

指導者に多い腰痛は、よく言われる「慢性痛」が多いのが特徴です。
・指導の後半になると重だるくなってくる
・常に張ったような鈍痛がある
・左右どちらかに痛みが集中する
といった症状をよく皆さん訴えます。
これらは、筋肉や関節にかかる慢性的なストレスによるものが多く、レントゲンでは異常がないことがよくあります。
つまり、「使い方の癖」や「姿勢の崩れ」が痛みの主な原因になっているのです。
具体的な原因と対策を見ていきましょう。
バレエ指導者の腰痛の原因
①無意識に反り腰になっている
指導者は、1クラスが1時間から1時間半だとして、1日に数クラス教えることも多いと思います。
その中で、ずっと立ったままの姿勢で、なおかつ自分も動きながらとなると、それだけで身体にかかる負担は大きくなります。
その中で、無意識に反り腰になってはいませんか?
自分が踊っているときには気をつけていても、指導となると、やはり意識は生徒さんに向いてしまうのが当然で、つい立ちやすい姿勢になっていることも多いはずです。
腰痛持ちの方は、もともと反り腰の方が多いですが、バレエ指導者の方にも多い印象です。
反り腰で長時間立っていると、背筋が常に緊張した状態となるため、「筋筋膜性腰痛」になりやすくなります。
②左右どちらかばかりで見本をみせる
これは多くの指導者の方がやりがちな行為です。
デッキの位置やバーの位置などによって、見本を見せやすい場所というのがあると思います。
いつも同じ場所で見せることで、気づけば同じ足ばかりが軸足になっていることがあります。
これを繰り返すことで、骨盤の左右差や、腰椎の捻れが蓄積され、筋肉のバランスが崩れてしまいます。
これが、左右どちらか片側の痛みに繋がります。
反り腰プラス捻れや回旋という状態は、椎間関節に大きなストレスがかかることになります。
筋肉だけでなく、関節にも影響が出てくる可能性があるため、注意が必要です。
③見本を見せるときの癖
見本を見せるときには、説明しながら無意識に身体を動かす状態になります。
意識せずに身体を使うことは、自分の癖が出たり、弱い部分に問題が起きやすくなります。
普段から均等に使えていれば良いのですが、人間誰しもが癖というものがあります。
指導の中で、その癖が強くなり、筋肉のバランスが崩れてくると、腰にも影響が出てきます。
④いきなり動いてしまう

普段自分がレッスンをするをする際には、ウォームアップをしっかりするという人も、指導となると、ウォームアップをせずに行ってしまう場合があると思います。
がっつり動かないからといって、いきなり動いてしまうと、思ったよりも身体にストレスがかかります。
とくに、冷えやすい冬場は要注意です。
腰の筋肉が冷えている状態で、アラベスクやジャンプなど見本を見せることは、負担がかかるため、避けたいところです。
指導者の腰痛の対策
①少しでもウォームアップを取り入れる
まずは、教える前に自分自身がある程度動ける状態にすることが大切です。
見本を見せるとき、できるだけストレスのかからない状態で行うことで、負担を減らせます。
指導中は、自分の身体の状態など考えている余裕などありませんから、指導前に少しでも身体を慣らしてあげられると良いですね。
②ティーチャーズシューズを履く
ティーチャーズシューズがあるのをご存知ですか?
ティーチャーズシューズは、踵の部分が少し高くなったシューズです。
長時間立ちっぱなしのとき、バレエシューズのようにフラットなものより、少し踵にヒールがあるものの方が、腰への負担を軽減できます。
腰だけでなく、踵が痛くなってしまうという方にもおすすめです。
バレエショップで購入できますので、指導のときのお助けアイテムとして、一度試してみてください。
③左右どちらでも見本を見せる
バーなどの位置によって、難しいこともあると思いますが、なるべく左右どちらでも行うよう心がけましょう。
たとえば、「プリエを左手バーで見せたとすると、タンジュは右手バーで見せる」といったように、なるべく左右均等に使えるようにしたいですね。
④普段の立ち姿勢を気をつける
普段から反り腰で立つ癖があると、指導のときも無意識に反り腰になっている可能性が高いです。
日頃から、姿勢を意識して過ごすことで、指導のように意識できないときにも、正しい姿勢をキープできやすくなります。
⑤ケアやクールダウンを取り入れる

指導で忙しくなると、自分のことは後回しになりがちですが、ほんの少しでも身体を労わる時間を取るよう意識しましょう。
稽古場で時間が取れないときは、湯船に浸かったり、寝る前に少しでもストレッチを取り入れるなどして、疲労を溜めないようにしましょう。
先生が身体を壊してしまっては大変です。
自分が良い状態でることが、良い指導にも繋がると思いますので、無理しがちなときこそ自分の身体を労わる余裕を持てるようにしたいですね。
やまぐちスポーツ整骨院は、大阪市谷町四丁目駅と東大阪市弥刀駅に2院ございます。
また、月に数回東京出張も行っております。
ダンサーや指導者で、何かお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
痛みのないバレエライフを応援しています。
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全院、微弱電流機器「アキュスコープ」「マイオパルス」ハイトーン機器「ハイチャージ」を完備。
微弱電流機器は我々が触診では確認できない体内の電気信号を機器自体が読み取り、正しい電気信号に書き換えることで身体本来の治癒力を引き出すことが出来ます。
ハイトーン機器は我々が活動するためのエネルギーを生成している「ミトコンドリア」を活性することで、内臓疲労・筋肉疲労・冷えなどを含めた体に起きうるあらゆるストレスに効果が期待できます。
これらの機器を使用することでストレスのたまりにくい身体づくり、予防も可能となります。
更に必要に応じてスポーツストレッチ、運動療法、トレーニングなど機能改善の施術も行っております。
日頃のメンテナンスとしてもご利用ください。
症状によって来院回数、期間は異なりますので、お気軽にお問い合わせ下さいね。
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