正しい腕の使い方をすれば、バレエが上手に見える！
こんにちは。大阪市に３院あるやまぐち整骨院グループです。
バレエのレッスン中に
先生から 「肘を落とさないで！」「肘が下がている！」
という注意を受けたことはありませんか？
肘が落ちている・下がっているとは
アンナバンやアラセゴンのポジションの時に
肘が下を向きたるんでいる状態のことを指します。
肘が落ちていると注意されると、
ほとんどの人が すぐさま正しい肘の位置に戻すことができます。
しかし言われなければ 肘の位置や腕全体の意識が抜け落ちてしまう人は とても多いです。
なんとなく足の動きをマスターすることが優先で
上半身や腕への意識が疎かになっていませんか？
腕は日常生活でもよく使うため
なんとなくの意識で バレエの動きっぽくできてしまいます。
そのため後回しにしてしまいがちな腕の動き。
ですが どれだけ足の動きが完璧でも
上半身・腕がうまく使えていないと、上手な踊りには見えません。
バレエを踊る体づくりの順序としては
脚よりもお腹よりも まず最初に腕のポジションを作ることが重要なのです。
今回は上達への近道！
上手に見える腕の使い方についてお話します。
そもそも肘が落ちると何がいけないのか？
肘が落ちている状態＝骨盤が立てられていない
からです。
骨盤が立てられていないと
引き上げがうまくできず
足裏の力を感じて踊ることが難しくなります。
そのため、自分の体の軸が安定せず、フワフワした踊りになってしまいます。
上半身と下半身は別々に考えてしまいやすいですが
全て自分の体。繋がっています。
腕を正しい位置に持って行くことで
骨盤も立てやすく
骨盤が正しい位置にあることで ターンアウトもしやすくなります。
ポールドブラ
足の動かし方にポジションやルールがあるように
腕の動かし方にもルールがあります。
意識できていましたか？
バレエでは腕の通り道がすべて決まっています。
ポジションのレールに沿って 腕を運ぶことで
美しく、また踊りやすくなります。
順番に腕のポジションを見ていきましょう。
基本のポジションを5種類紹介します。
１，アンバー
腕を下した状態から 少しだけ両肘を外に張り、
腕全体で丸い形を作ります。
肩がすくんでしまわないように 胸は高い位置に、自分の顔の陰になってしまわないように張ります。
２，アンナバン
アンバーでつくった丸の形のまま 胸の前まで持ってきます。
腕を上げるときに 肩や鎖骨が上がらないように
空気の抵抗を感じながら持ってきましょう。
３，アンオー
アンバー・アンナバンで作った丸い形を上まで持って行きます。
位置が後ろに行き過ぎると お腹が開きやすく、
また、前すぎると顔に影ができて暗くなります。
４、アロンジェ
アンオーの腕の位置から手のひらを下に返して伸ばします。
アンオーの時につくった肘の高さを変えません。
手首は力を入れすぎず、腕→肘→指先までが斜め上に一本のラインで繋がっているような
形をイメージしましょう。
５，アラスゴンド
アンナバンの形から 両腕を横に開きます。
肘が伸び切ってしまわないように、アンナバンで作った土野丸みを保ちます。
またアラスゴンドは、足のポジション同様
自分の体の真横を目指すのではなく、
体よりも少し斜め前の位置に持って行きましょう。
これら５種類の動きを通ることにより
それぞれのポジションは成り立っています。
踊りの中で自然に通れるように マスターしたいですね！
腕の通り道をマスターするために！
バーレッスンで注意したいこと
片手でバーを持ってポジションを作るとき、
肩が一緒に動いてしまわないように注意しましょう。
バーに対して自分の体は常に垂直に立ちます。
腕の付け根が動かないように背中を広く、姿勢を保ちましょう。
指先や肩に力が入りすぎると
筋肉がぎゅっと固まった状態で踊ることになり
動きも硬く、なにより体力がもちません。
背中から大きく動かすことで
ストレッチのような 伸ばして気持ちいという感覚で踊ることができます。
まずはバーレッスンから！
難しく考えすぎず、気持ちよく体を動かしてみましょう！
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