腕の動きを工夫すれば踊りが変わる！
こんにちは。大阪市に３院あるやまぐち整骨院グループです。
バレエを踊っていて腕の動かし方について意識したことはありますか？
足のポジション同様、腕にも決まったポジションが存在します。
普段からよく動かしている腕だからこそ
なんとなくの形が作りやすく、
足のポジションに意識がとられている人をよく見かけます。
ですが バレエを見に来た人たちの視線の先は
足元よりも 上半身にあることが多いのです。
足のポジションももちろん重要ですが
そこに夢中になるがあまり 上半身・特に腕の動きが疎かになるのはもったいない！
腕の動かし方をマスターすることが バレエ上達への近道になります。
今回は腕のポジションや、動かし方のポイントについてお話します。
腕のポジション
基本のポジションは4種類に分けられます。
①アンバ―
腕を下した状態で肘を少し横に張り
両腕から指先までを使って丸い形をつくります。
②アンナバン
アンバーでつくった丸の形のまま 胸の高さに運んできます。
③アンオー
アンバー・アンナバンで作った形を上まで持って行きます。
位置が頭の真上や、耳の後ろまでいくと お腹がひらきやすく、
また上がり切らずに途中で止めてしまうと 顔に影ができて暗くなります。
イメージは おでこの延長線上に指先がかかるくらい。
肘は耳よりも上にあるくらい長い腕を意識しましょう。
④アラセゴン
アンナバンから両腕を横に開きます。
肘が伸び切ってしまわないように アンナバンで作った丸の形を継続します。
バーレッスンやセンタ―レッスンでは
必ず始まりと終わりはアンバーのポジションをしますよね。
アンバーは全ての腕のポジションの基本となります。
アンバーの肘の張り・背中を壊さないようにほかのポジションへと腕を運びます。
腕の動きを美しく見せるポイント
①アンバーからアンナバンの運び方
アンバーからアンナバンに運ぶときに とくにアンバーの肘の張り・丸の形を壊さないことを意識したいです。
アンナバンになると無意識に肘を外に張ろうとして 横長のアンナバンになったり、
それとが逆に 丸い形を意識するがあまり肩が前にはずれてしまう人が多いです。
アンバーを作った時の 背中・肩の位置を壊さないようにバーレッスンで意識しましょう。
②アラセゴンの腕
アラセゴンのポジションは踊りの中でよく出てきます。
両腕を決してピンと伸ばし切りませんが 背中を通して両腕の張り合いを感じて
ポジションを作りましょう。
アラセゴンの指先に力が入りすぎると 肘がたるんで下に落ちてしまいます。
肘が下に落ちることのないよう、背中から腕が生えているようにポジションを作りましょう。
正しく肘が張れていれば 指先はそこに沿わすのみで力を入れる必要はありません。
アラセゴンで肘が落ちやすい人は バーの持ち方にも注意ポイントがあります。
レッスン中に、バーを握りしめて持たないという注意をされたことはありませんか？
頭では分かっていてもついつい手に力が入ってしまうという方も多いです。
正しいバーの使い方
しっかりストレッチしたい時や、バランスが安定しないときなど
必要なときに バーをしっかり持つのは大丈夫。
ですが、常にバーを握りしめていたり
体重がバーを持っている腕の方にかかり、バーにもたれかかったように立っていては
残念ながらバーレッスンの効果をあまり体で感じられません。
バーレッスンでは 体をほぐしたり
その日の体の重心・バランスを確かめる役割があります。
真っすぐ立たずに腕の力や バーに頼りすぎると
体のバランスがわからないまま。
足裏も十分に力をつけることができなくなります。
バーを持つ手はそっと添える程度。
掴むというイメージよりは 乗せる・押すというイメージで使いましょう。
その日の体の重心・バランスを確かめる役割があります。
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