ドゥバンに足が上がらないのはなぜ?
こんにちは。大阪市に3院あるやまぐち整骨院グループです。
初心者からベテランまで誰もがもつお悩み、、
「足が思うように上がらない!」
アラセゴン(横)やアラベスク(後ろ)には足が上がるのに
ドゥバンになると 足が90度以上上がらない、苦手意識を持っている方はとても多いです。
なぜドゥバンに足を上げるのは難しく感じてしまうのか。
もう無理やり力で頑張る必要はありません。
上げ方のポイントさえ押さえれば 無理なく気持ちよく足が上がってきます。
まずはなぜ足が上がらないのか?あらゆる原因を考えてみましょう。
ドゥバンに足が上がらない原因
①柔軟性
そもそもの大前提として足を高く上げるためには やはり柔軟性が必要になってきます。
ドゥバンで足を上げるためには 特に裏腿の柔軟性が重要です。
前に足を上げた時に 軸足の裏腿の柔軟性が不十分だと
90度辺りでカチッとロックがかかったように 止まってしまい、それ以上上がらなくなります。
そんな経験ないですか?
十分な裏腿の柔軟性をつけて、ドゥバンに足を上げやすくしましょう。
<裏腿の柔軟性を高めるストレッチ>
長座で足を伸ばして座った時に 膝はゆかについていますか?
浮いてしまう場合は 膝裏が固まっているサインです。
・レベル1
①長座で座り 片膝を曲げて体側にひき寄せます。
②伸ばしている足はフレックスにし、両手で持ちます
③背筋を伸ばしたまま 上体を前に倒して膝裏を伸ばしましょう
※何回か繰り返し、左右の足を入れ替えて行います。
・レベル2
①仰向けで寝転びます
②片足を両手で持ち、グッーっと胸の方に近づけてきます
③もう片方の足は浮いてこないように床に押さえています
※何回か繰り返し、左右の足を変えても行います
両手で足を持つのが辛い場合は、タオルを使っても大丈夫です。
②上体の動き
ドゥバンに足を上げるときに 上体が真っ直ぐのままでは
90度までしか足がなかなか上がってくれません。
90度以上足を上げるには 上体の動きを使う必要があります。
アラベスクをするとき 足を上げる分 胸を前に送りますよね?
それと同様にドゥバンに上げるときは 上体を斜め後ろに引っ張られるようにして
上げた足と上体とでVの字を作るようにしましょう。
上体を斜め後ろに引っ張ることで
足が上がりやすく、
ただ力で無理やり上げるのではなく、自然と引き上げやアンディオールも作ることができます。
この時の注意ポイントとして、腰は決して落とさないこと。
肩甲骨の下辺りに一本の棒があるとイメージして
その棒を乗り越えていくようにして背中を使いましょう。
③上げた足のつま先の力不足
力が入っていないペラペラの足を持ち上げるのは意外と かなり力がいります。
力が詰まったピンと伸びたつま先でいるほうが足が上がっていきやすいのです。
つま先で見えない壁を押し続けるように 力を継続しましょう。
上げることに必死でつま先まで意識が回らない、、!
という方もよくいますが その考えは一度リセット!
○○ができてから○○も気を付けるというよりは
全身の動きを同時進行で意識することが上達への近道です。
初めから完璧な形を目指す必要はありません。
少しずつの意識を積み重ねて きれいな形を作っていきましょう。
☆つま先の伸ばし方のポイント
つま先を伸ばそうとして指を曲げてしまうと
足首にロックがかかり、十分に甲を伸ばせなくなります。
必ず指の力は抜いて 足の甲を遠くに伸ばすイメージを忘れないようにしましょう。
④軸足の力
足を上げている時に、忘れてしまいがちな軸足。
特にグランバットマンで足を上げた時には
足の勢いに負けないように
片足で床を押して立つ意識を忘れないようにしましょう。
ドゥバンに限らず 各方向で
グランバットマンで足を上げた途端軸足の膝が緩んでしまう人が非常に多いです。
膝を伸ばす力を床に送るようにして 軸を強くしておきたいです。
ドゥバンの足の上げ方で気を付けたい注意ポイント
①お尻がめくれてしまう
足を高く上げることにばかり気を取られて
上げた足側のお尻がめくれてしまってはいませんか?
高く上げるだけの筋力があるのはとても良いこと。
ですがその力を正しく使えていないのはとてももったいないです。
お尻がめくれてしまうのは アンディオールの意識不足のせい。
上げる足側が 内に旋回する力を使って上げてしまっているので、結果的にお尻まで浮かんでついて行ってしまうのです。
両足のアンディオールを継続させるためには
両腰の位置をなるべく水平に保つように 上げている足側の腰を押さえましょう。
また、上げた足が付け根から遠ざかっていくのではなく
グンっと自分の体に刺すようなイメージで足を上げていきます。
②腕の引っ張り続ける
足が上がらない原因としてもあげた上体の動きの大切さ。
腕がぶら下がっていると、思うように上体がつけられません。
腕も含めた全身で引っ張る続ける意識を忘れないようにしましょう。
③アンディオールの意識
90度までは足を上から持ち上げるような筋肉の使い方でも上がる方が多いのですが
それ以上の高さを目指すにはアンディオールを正しく使う必要があります。
軸足をしっかりアンディオールで立ったうえで
上げる足は内側から外に旋回していくように上げていきます。
いかがでしたか?
足が上がりにくい原因・足が上がるためのポイントを知ると
レッスン中も自分の体と さらに向き合うことができます。
自分の体の使い方を理解し、自分に合った方法でトレーニングしてみてくださいね。
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