バレエダンサーの「股関節の詰まり」原因
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
本日は、バレエダンサーが訴える「股関節の詰まり」について詳しく解説していきたいと思います。
バレエのあらゆる動作は、人が通常動かす範囲の可動域を超えています。
本来動かさないはずの可動域で、常に踊ることを求められる世界です。
そのため、各関節には大きな負担となり、痛みや怪我が起こるリスクも高くなります。
動けないまではいかないけれど、違和感があるという中で踊りを続けているダンサーが多くいます。
その中でも、股関節の不調を訴えるダンサーは多いです。股関節が「引っかかる」感じがする、「違和感」がある、「詰まる」といった声が多く、原因がわからないという人もいます。
そこで、今回は股関節が詰まる原因として考えられるものを、構造的なものから使い方的なものまで詳しくご紹介します。
股関節が詰まる原因
①股関節インピンジメント

インピンジメントとは、衝突を意味し、股関節インピンジメントは、大腿骨頭と寛骨臼(骨盤)との間で、骨同士の異常な衝突が起こる症候群です。
インピンジメントが起こることで、軟骨や関節唇が損傷することがあります。
バレエでは、過可動域で股関節を動かすため、骨の形態によっては、インピンジメントが起こりやすくなります。
インピンジメントが起こりやすい骨の形態のタイプは、大きくわけて3つのタイプがあります。
ピンサー型(Pincer) : 寛骨臼側が深すぎるタイプ
キャム型(Cam): 大腿骨頭頸部のくびれがなく出っ張っているタイプ
混合型(Combined): 両者が混ざったタイプ
これらのタイプは、股関節の可動域に制限が出てくることが多いですが、それを超えて動かそうとしたときに、骨と骨がぶつかってしまいます。
生まれつきの形態を無視して、可動域を優先して動かしていると、徐々に不調が出てくることになります。
また、生まれつきではなく、幼少期からのバレエでの特訓によって、骨の形態が変化することがあります。
②股関節唇損傷

股関節インピンジメントが起きているときに重要になってくるのは、股関節唇損傷があるかないかです。
股関節唇とは、寛骨臼の周りをリング状のゴムパッキンのように覆っている繊維軟骨組織です。
股関節唇の主な役割は、主に2つあります。
1つは、関節液を閉じ込めることで、均一に荷重分散をし、股関節にかかる衝撃を吸収します。
また、股関節に牽引ストレスがかかった際に、関節内を陰圧にして骨頭の求心性を高めます。
つまり、股関節を守り、安定させる役割があります。
股関節唇損傷とは、この股関節唇が捲れたり、割れてしまったりする障害です。
インピンジメントによって、日常的に挟み込みが起きることで、股関節唇が損傷してしまいます。
前方の股関節唇が損傷することが多く、この部分が損傷すると、股関節を屈曲したときの詰まりや痛みが生じます。
股関節唇損傷が悪化すると、関節軟骨が損傷して、変形性股関節症のリスクが高まります。
③腱の硬さ

腱の硬さによる滑走障害からの股関節の詰まり感は、バレエダンサーに非常に多いです。
腱は、筋肉と違い、伸びない組織です。
つまり、腱の硬さや滑走障害が起きると、関節内での運動が阻害されやすくなります。
バレエダンサーが訴える股関節の詰まりに関係する腱は、特に「腸腰筋腱」と「大腿直筋腱」です。
「内転筋腱」が影響することもあります。
腸腰筋腱は、股関節前面を走行し、恥骨上枝、大腿骨頭前面、寛骨臼前縁をまたぎます。
腸腰筋腱が硬いと、腱が骨を乗り越える際に、引っかかりやパチンという音がなったりします。
腱の硬さによる滑走の悪さが、股関節前面の詰まりを感じさせることになります。
大腿直筋腱の起始は2つあり、下前腸骨棘(AIIS)、寛骨臼上縁です。
この寛骨臼上縁は、関節唇に非常に近い位置であるため、この腱が硬くなると、股関節の深い部分の詰まりや違和感を感じることが多くなります。
大腿直筋は、股関節の屈曲・外転や膝関節の伸展で使われる筋肉で、バレエでも非常に重要な役割を担いますが、使いすぎると前ももの張りなど、弊害が出てきます。
内転筋腱は、ターンアウトを無理につくったり、無理に脚を開いたりすると、内転筋群が過伸張され、反射的に過緊張が起こります。
特に長内転筋腱は、恥骨部で炎症を起こしやすく、それにより腱の滑走低下が生じ、股関節前内側の詰まりを感じることがあります。
④股関節の滑り込みが悪い
股関節は、球関節です。
股関節を動かすときは、回転に加え、骨頭の滑りが同時に起きます。
たとえば、
・股関節屈曲では、大腿骨頭は前方へ回転しながら、わずかに後方へ滑る
・股関節伸展では、骨頭は後方へ回転しながら、わずかに前方へ滑る
ということが起きています。
この「回転+逆方向の滑り」がスムーズに起こることで、安全に可動域が保たれます。
この滑りが不足すると、本来後ろに逃げるはずの骨頭が逃げることができず、前方の圧縮ストレスや股関節唇へのストレス、軟部組織の挟み込みなどが生じ、「前側の詰まり」を感じます。
骨頭を後方に逃すことが苦手なダンサーは、股関節の前側の詰まりを訴えることが少なくありません。
骨盤を後傾させることで、うまく使えることが多いのですが、常に前傾位であったり、後傾が苦手な人は、骨頭の滑りに問題があることが多くなります。
これは、骨の形態の問題というより、使い方の癖が大きく影響します。
まとめ
本日は、バレエダンサーに多い症状である股関節の詰まりについて解説しました。
股関節の詰まりは、早い段階でケアすることが鍵となります。
違和感を放っておくと、気づいたときには症状が進行していていることがあります。
また、バレエダンサーの方は、自分の骨格を知っておくというのも、怪我の予防にとって重要なことだと思います。
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