バレエ「小指側の痛み」
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
バレエを踊っていて、
「足の小指側が痛い」
「足の外側が張る」
「ルルヴェをすると外側が痛い」
「ポワントで立つと足の外側に痛みが出る」
「レッスン後になると第五中足骨のあたりが痛い」
このような症状を感じることはありませんか?
バレエでは、「足の外側に荷重が偏る」ことによって、短腓骨筋や第三腓骨筋、その付着部周辺に繰り返し負担がかかります。
特に、ターンアウトやルルヴェ、ポワント、ジャンプなどを繰り返すバレエでは、足の使い方によって一部分に負担が集中しやすくなります。
今回は、バレエダンサーに起こりやすい「足の外側の痛み」について、
・なぜ短腓骨筋や第三腓骨筋に負担がかかるのか?
・なぜ外側重心になるのか
・どうすれば予防できるのか?
という視点から詳しく解説していきます。
小指側が痛くなるのはなぜ?
まず、足の外側にはどのような組織があるのでしょうか。
足の外側には、下腿から足に向かって走る「腓骨筋群」があります。
その中でも今回注目したいのが、
・短腓骨筋
・第三腓骨筋
です。

短腓骨筋は、ふくらはぎの外側から外くるぶしの後ろを通り、足の外側にある第5中足骨の基部付近に付着しています。
足首を安定させたり、足部を外側から支えたりする重要な筋肉です。

一方、第三腓骨筋は下腿の前外側から足の外側へ向かい、第5中足骨付近に付着します。
このように、足の外側には足首や足部を安定させるための筋肉・腱が集まっています。
そのため、足の外側に繰り返し荷重がかかると、これらの組織に負担が集中することがあります。
そして、この部分に負荷がかかる原因として、「外側重心」が考えられます。
なぜ外側重心になるのか?
①骨盤の位置が悪い
バレエではアンデオールが重要となりますが、骨盤の位置が悪いとアンデオールができません。
特に、骨盤が後傾しているタイプの人は、外側重心になりやすくなります。
骨盤が後傾した状態では、重心が後ろに行きやすく、そのまま足を外に向けると小指側に体重が乗る状態になります。
引き上げがうまくできていない、あるいはお尻を出さないようにタックインしてしまっていると、骨盤は後傾位になります。
タックインさせて、アンデオールをしている風にしてしまっている人は少なくありません。
②足裏のアーチが潰れている
足裏のアーチというと土踏まずをイメージする人が多いと思いますが、アーチは小指側にもあります。
また、縦のアーチだけでなく、横にもアーチがあります。
これらのアーチが一つでも崩れていると、足裏をうまく働かせることはできません。
小指側に重心がある場合、小指側のアーチが潰れてしまっていることが多いです。
また、足裏が使えず、母趾でしっかり床を押せない人も、小指側に流れやすくなります。
特に、ルルベやポアントで立ったときに、外側に流れていってしまいます。
③外腿を使いすぎている
外腿が張っていると、重心は外に流れやすくなります。
内腿が使えていないということです。
バレエでは、なるべく軸を中心に集めてくる必要がありますが、外側が強く、内側が弱い場合中心に集められず、外に逃げてしまいます。
この状態で日々レッスンを行っていると、小指側のラインが過剰に使われてしまい、痛くなる原因となります。
小指側が痛くならないために
外側重心になって小指を痛めないためには、「なぜそこに負担がかかるのか」を確認することが大切です。
同じ外側重心でも、人によって原因はさまざまです。
例えば、
・足関節の可動域
・足部のアーチ
・足趾の動き
・母趾の可動性
・腓骨筋群の状態
・下腿のアライメント
・骨盤の位置
・骨盤の使い方
・膝の向き
・股関節の外旋可動域
・プリエのフォーム
・ルルヴェの荷重
・ジャンプ・着地の方法
など、見るべきところは多くあります。
足の外側に痛みが出ていても、原因が股関節や膝にあることもあります。
逆に、股関節がうまく使えていても、足部の機能に問題があれば外側に負担が集中することもあります。
そのため、全体の動きを見ることが重要です。
まとめ
痛みが出ている場合は、まず対処しなければなりません。
そして、痛みが出るというのは、体からのサインです。
治療や休むことで一時的に良くなったとしても、動きを改善しなければ、同じ痛みを繰り返すことになります。
根本改善のためには、身体の使い方を見直すことが重要です。
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