バレエダンサーに多い側弯症
こんにちは。
やまぐちスポーツ整骨院です。
みなさんは「側弯症」を知っていますか?
実は、側弯症はバレエダンサーに多いものなのです。
踊っていて左右差を強く感じる場合、もしかすると側弯症の可能性があるかもしれません。
本日は、側弯症とはどういうものなのか、そしてなぜバレエダンサーに多く発症するのかを見ていきたいと思います。
側弯症とは?
側弯症は、脊椎が左右に彎曲し、捻れを伴う症状です。
通常、脊椎は正面から見るとまっすぐですが、C字型やS字型に湾曲するのが側弯症です。
軽度の場合、痛みを伴うことはあまりありませんが、重度になってくると、疲れやすかったり背中に痛みが出てくることがあります。
側弯症は、大きくわけて「構築性側弯症」「機能性側弯症」があります。
①構築性側弯症
骨の変形によるこのタイプの側湾症は、脊椎そのものに構造的な異常があるため、単純に姿勢を矯正するだけでは改善できません。
また構築性側弯症は、左右のカーブだけでなく、椎骨の回旋を伴うものが多いのが特徴です。
先天性のもの、原因不明のもの、神経や筋肉の病気によるものなどがあります。
この中で明確な原因がわからないものを「特発性側弯症」といいますが、この特発性側弯症は側弯症全体の80%を占めるとされています。
<特発性側弯症>
これは思春時に発症する率が高く、また女性に多い側弯症です。
特発性とは「原因が不明」という意味で、遺伝や環境要因、筋肉や神経のバランスが関与している可能性が示唆されています。
また、成長期には進行が進む場合が多く、重度に進んでしまうこともあります。
③機能性側弯症
こちらは、背骨自体に異常がないタイプの側弯症です。
このタイプの側湾症は、原因となる要因を取り除けば、弯曲が改善または消失する可能性があります。
そして、バレエダンサーに多いのはこちらの側弯症です。
椎間板ヘルニアや腰痛で痛みを回避するための身体の動きが原因のものや、脚長差や骨盤の傾きや不均衡が原因のものなど、機能性側弯症にもいくつか種類があります。
その中で、バレエダンサーにもっとも多いものが「姿勢性側弯症」です。
<姿勢性側弯症>
姿勢性側弯症とは、脊椎や椎骨に構造的な変形や回旋(ねじれ)はなく、純粋に筋肉や姿勢の問題によるものです。
姿勢性側弯症は、デスクワークなどでの長時間の姿勢不良や、片脚に体重を乗せたり、片方でバッグを持つ癖などが原因で起こります。
また、筋肉のアンバランスによっても起こります。
そしてバレエダンサーに多い原因が、この筋肉のアンバランスよるものです。
たとえば、
・得意な方のピルエットばかり練習する
・上げやすい脚の方ばかり練習する
・コンクールなどで同じ動きを何度も繰り返す
・片方の背中だけが張る、痛い
など心当たりはないでしょうか?
これらは、側弯症になってしまう原因です。
バレエでは、片方を重点的に練習することが多くなってしまうことが多いです。
舞台でピルエットを回るとき、多くの場合得意な方で回ると思います。
そういったことを繰り返していくうちに、筋肉に左右差が生じてきます。
普段から左右均等に練習することを意識できていない場合、重心のバランスなどが変わってくることもあります。
これは、一部の筋肉が緊張して収縮し、他の部分が弱くなっていることで起こります。
初期の頃は、視覚的にはそこまで表れませんが、進行すると、肩や骨盤の高さの違いや、脊椎のカーブが見受けられるようになります。
また、背中の張りや痛みが出てくる場合も多いです。
どうすれば良い?
①専門家に診てもらう
すでに症状が出てる場合、まずは専門家に診てもらいましょう。
早期発見し、治療すれば、機能性側弯症は改善が期待されます。
筋肉のアンバランスを解消するため、ストレッチを取り入れたり、痛みのある部分の治療をします。
「なんだか最近片方の足だけ張るな」「片方のバランスがうまく取れないな」と感じているとしたら、筋肉にアンバランス生じているかもしれません。
②筋肉バランスを整えるためのトレーニング
もしすでに左右差や歪みを感じている場合、サポートをしてもらってのトレーニングを取り入れるのが良いでしょう。
自分の感覚でやっていると、返って悪くなってしまう可能性もあります。
理学療法士やピラティスなど、専門家の元で行うことで、自分の癖を知ることができ、普段から意識しやすくなります。
③クールダウンで筋肉を緩ませる
緊張した筋肉を放っておくと、いずれ体自体の癖に繋がってしまいます。
そのまま次の日も踊れば、弱い部分は使われず、緊張した筋肉を使ってしまい、歪みや怪我に繋がる可能性が高くなってしまいます。
できるだけ、使った筋肉はその日のうちにケアするようにしたいですね。
④左右均等に練習するよう心がける
コンクールや舞台の練習で、片方のピルエットやアラベスクなどを多く練習する場合、反対側も意識的に練習するようにしましょう。
普段のレッスンでは、苦手な方を多めに練習するくらいが良いでしょう。
つい得意な方を練習したくなる気持ちはわかりますが、苦手な方も練習することで体のバランスがとれ、結果的に得意な方の安定に繋がります。
また、舞台で苦手な方をすることになったときにも焦らなくてすむので、ぜひ普段から左右どちらも練習するように心がけましょう。
さいごに
側弯症を持ったまま、踊っているプロのダンサーもいます。
側弯症だからといって、踊れないとか、必ずしも治さなければならないとかいうわけではありません。
左右のバランスが取れている方が踊りやすいのはもちろんですが、コントロールして踊っている人もいます。
側弯症だとわかったとしても落ち込みすぎず、適切な治療とトレーニングで、コントロールできる身体を目指しましょう。
やまぐちスポーツ整骨院では、「側弯症」にも対応しております。お悩みの方は一度ご来院ください。
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