美しく手をつかう
バレエの腕の動きのことを ”ポールドブラ”といいます。
足にもポジションがあるのと同じで、腕にもポジションがあります。
基本の腕のポジション
1、アンバー 2、アンナバン 3、アンオー
3つとも両肘を横に張って 丸い形を作ります。
このポジションをどの位置でするかで名前が変わります。
1、アンバーは 下
2、アンナバンは 体の前
3、アンオーは上
4、アラセゴン
手を体の横に広げたポジション。
アラセゴンは腕だけでなく足のポジションでも使われる言葉です。
しなやかで自由に見えるバレリーナの腕の動きですが、
この4つの基本の腕のポジションを必ず通っています。

腕の使い方
手先だけの動きになってしまわないように
背中→二の腕→肘→指先の順番で動かすよう意識しましょう。
アンバーからアンナバン、アンナバンからアンオーに
位置を動かす時に形が変わってしまわないように注意しましょう。
特にアンナバンは ピルエットの際にも重要なポジションです。
アンバーで作った形よりも自分の体から遠ざけてしまうと
肩が正しいポジションよりも前にいき 軸が真っ直ぐ作れません。
逆に、肘を張って自分の体に近づけすぎても
肩が上がってしまいやすく、安定したバランスをとることは難しいです。
位置が変わっても 同じ形を意識します。
しなやかに美しく見せることができる手の動きですが、
使い方を間違えると 体の動きを邪魔してしまうこともあります。
正しいポジション、使い方を意識して 美しい踊りを目指しましょう。